ツールパスのパターン化機能の概要およびダイアログについて説明します。
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モデルで同じジオメトリ インスタンスが複数回発生する場合は、ツールパスのパターン化機能を利用することができます。これにより、1 つのインスタンスのツールパスを生成し、残りのインスタンスに対して複製することができます。パターン化を使用すると、パターンに対するすべての変更がすぐに反映され、ツールパスを再計算したり更新する必要がないため、プログラミング プロセス全体をスピードアップすることができます。
ツールパスのパターンを作成するには、ブラウザからパターン化または複製する操作を選択し、次に、右クリックしてコンテキスト メニューから[新しいパターンを追加]を選択します。
*[新しいパターンを追加]*を選択してパターンを作成する
これにより、選択した操作が含まれているフォルダが作成され、使用するパターンのタイプを指定できます。
フォルダ内に既に操作がある場合は、フォルダを右クリックして[新しいパターンを追加]を選択すると、フォルダがパターン フォルダに変換されます。
既存のフォルダにパターンを追加する
パターンを作成するときに、[フォルダ: パターン]ダイアログが表示されます。このダイアログには、次のパターン タイプがあります。
直線パターンと円形状パターンは、[デザイン]作業スペースの[矩形状パターン]および[円形状パターン]コマンドとほとんど同じように設定します。
直線パターンのツールパス例
円形状パターンのツールパス例
パターンは、他のパターン フォルダにパターンを置くことで、ネストすることができます。
ブラウザでパターンをクリックすると、個々のパターンのすべての操作をプレビューすることができます。
ブラウザで最上位のパターンをクリックすると、ネストされたパターンのすべての操作をプレビューすることができます。
単一パターン フォルダの場合、パターン内の操作の順序は、[フォルダ:パターン]ダイアログで[操作順]を設定することによりコントロールされます。使用可能な順序オプションは次のとおりです。
ネストされたパターンでは、最も内側のパターンの操作順序が設定され、徐々に外側に移動し、効果的にすべてのパターン内のすべての操作を認識する順序が得られます。
[WCS オフセットのオーバーライド]チェックボックスにアクセスするには、パターン タイプに関係なく、パターン操作を終了する前に、[操作]ダイアログの[ポスト処理]タブをクリックします。
このチェックボックスを有効にして、WCS オフセットの値を入力すると、パターン フォルダ内のすべてのツールパス用のセットアップで定義されている WCS オフセットがオーバーライドされます。
すべての複製したツールパスを使用してパターン全体をシミュレーションしたりポスト処理するには、パターンを作成した後に、ブラウザでパターン フォルダを選択する必要があります。パターン フォルダ内に含まれている操作のみを選択した場合は、すべてのパターンを無視して、これらの操作のみがシミュレーションされます。