積層造形プロセス シミュレーション用のメッシュ

Fusion Manufacturing Extension

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メッシュは、要素で構成されるパーツの数学的表現であり、メッシュ内で積層造形プロセス シミュレーションが解析されます。

メッシュの例

ビルド プラットフォーム上にサポート構造があるパーツのメッシュの例。

メッシュの細分化および収束

シミュレーション結果を正確なものにするには、十分に細分化されたメッシュが必要です。メッシュを細分化すると、メッシュの要素が連続的に小さくなるため、シミュレーション結果の精度が向上します。プロセス シミュレーション スタディの設定を変更して、メッシュを細分化することができます。

シミュレーション結果に一層確信が持てるように、収束が達成されるまで、連続的に細かくしたメッシュを使用して積層プロセス シミュレーションの解決を続けます。収束とは、シミュレーション結果がメッシュ サイズの変更による影響を受けなくなることです。多くの場合、2 回の連続するメッシュ反復の間に、シミュレーション結果の最大変位の変化が有意でなくなる(5% 未満になる)と、収束したとみなされます。

要素ごとのレイヤと粗大化

[スタディ]ダイアログの[要素ごとのレイヤ]パラメータは、メッシュの最も薄い要素で許可されるパウダー レイヤの数を表します。レイヤが多くなると生成されるメッシュは粗くなり、レイヤが少なくなると生成されるメッシュは細かくなります。

注: メッシュには、断面領域ごとに少なくとも 2 つの要素が必要です。

断面の例

最も薄い断面内で最小 2 つの要素を満たしていないメッシュの例。

[粗大化生成]と[最大順応性レベル]パラメータは、要素を粗くする最大回数をコントロールします。粗大化は、低精細の領域での小さな要素の結合です。ジオメトリが粗大化に適さない場合、メッシュは適用されません。

均質化

ラティス タイプのサポート構造は、直接メッシュ化されるのではなく、均質化されます。均質化により、体積表現が作成され、自動的に計算された体積分率によって材料特性の尺度が変更されます。体積分率は、均質化された体積に対する実際のサポート ボリュームの比率であり、手動で編集できます。

注: この機能は、積層 MPBF 機能を備えたマシンを選択した場合にのみ使用できます。