この機能は拡張機能の一部です。拡張機能は Fusion の追加機能にアクセスするための柔軟な方法です。詳細情報。
マシンは、1 つまたは複数の回転軸を使用して、3 軸を超える(4 軸、5 軸など)機能を提供します。回転軸は、複合軸ツールパスを使用して加工する場合に使用されます。
[円滑化距離]を入力して、急激な回転軸の動作を円滑にすることができる距離を指定します。
工具が円滑化距離を移動する際の回転動作を円滑にするために、工具軸が[プライマリ モード]から外れることができる最大角度が、[円滑化角度]によって設定されます。一般に、[円滑化距離]と[円滑化角度]が大きいほど移動が緩やかになるため、表面仕上げが改善されます。
[円滑化距離]は、工具の傾斜角度または方向を変更するためにマシンの回転軸を動かす必要がある、モデル領域の前と後の距離です。
次のアニメーションで示されているように、円滑化が発生する 1 つの例は、パーツの外側コーナーです。ツールパス セグメント全体にある黄色の線は、工具軸の方向または傾斜角度の変化を表します。
次のアニメーションでは、[円滑化距離]を大きくすると、工具が適切な方向でコーナーに到達するための動作を調整する距離が長くなることが示されています。
![]() |
![]() |
[円滑化距離] = 5 mm | [円滑化距離] = 50 mm |
コーナーでの急激な移動 | コーナー前後での円滑な移動 |
[円滑化角度]は、円滑化距離を移動する際の遷移を滑らかにするための、工具軸が[プライマリ モード]から外れることができる最大角度です。[円滑化角度]は、マシンの A 軸と C 軸、または B 軸と C 軸が変動すると有効になります。
次のツールパス セグメントの例では、工具には初期方向と最終方向があります([プライマリ モード]設定によってコントロール)。概念上、円滑化が適用されていない場合、工具軸は位置 2 と位置 3 の間で急激な角度変更を実行します。
急激に角度が変化した場合(位置 2 と位置 3 の間)、マシンの軸が急速に加速および減速して、工具がパーツ上に停留することにより、望ましくない表面仕上げになります。
1: [プライマリ モード]設定による初期方向。
2: 傾斜角度の急激な変化前の工具の位置。
3: [プライマリ モード]設定による最終方向。
工具軸は、円滑化距離上で調整され、初期方向から最大円滑化角度だけ外れます。
![]() |
![]() |
1 - [円滑化距離] = 30 mm | 1 - [円滑化距離] = 30 mm |
1 - [円滑化角度] = 5 度 | 1 - [円滑化角度] = 45 度 |
急激な移動 | スムーズな移動 |