この機能は拡張機能の一部です。拡張機能は Fusion の追加機能にアクセスするための柔軟な方法です。詳細情報。
**[工具軸モード]**リスト内のオプションを使用すると、複合軸加工中の工具軸の主な動作を指定できます。
[垂直]: 工具軸が指定した工具方向に位置合わせされます。
[進入と傾斜]: 進入角度と傾斜角度を指定して、工具軸を傾けます。進入角度は、工具を移動方向に傾けます。傾斜角度は、工具を移動方向を基準にして横に傾けます。進入と傾斜の角度が 0 の場合、工具軸は基準となるサーフェス ジオメトリに対して常に垂直になるように位置合わせされます。加工するサーフェスが変化すると工具軸も変化し、パーツに対して垂直に加工し続けます。このオプションを選択すると、加工効率を高めるように設定を指定できます。
[開始点]: 工具の先端は常に点から離れる方向を向きます。
[終了点]: 工具の先端は常に点に近づく方向を向きます。
[曲線から]: 工具の先端は常に曲線または線分から離れる方向を向きます。
[曲線へ]: 工具の先端は常に曲線または線分に近づく方向を向きます。
進入と傾斜の 2 つの異なる角度の指定が可能です。**[進入角度]は工具の移動方向に適用され、[傾斜角度]**は移動方向に対して垂直に適用されます。
1 - 移動の方向 |
1 - 移動の方向 | 1 - 移動の方向 |
リード/ラグ角度 = 15 度 | リード/ラグ角度 = -15 度 |
1 - 移動の方向 | 側面図 |
2 - 横方向の傾斜の方向 | 傾斜角度 = 30 度 |
急斜面の壁の凸型サーフェスを加工する場合、0 以外の傾斜角度を指定して工具をパーツに近づくように傾け、工具の刃長のより多くの部分を使用して加工できるようにすることができます。工具の刃長のより多くの部分を使用すると、より大きい切込みピッチ値を使用して加工できるため、加工時間が短縮されます。
進入角度 = 0、傾斜角度 = 0 | 進入角度 = 0、傾斜角度 = -88 |
切込みピッチ = 0.5 mm | 切込みピッチ = 1 mm |
**[開始点]、[終了点]、[曲線から]、および[曲線へ]**の各設定を使用すると、工具でのアクセスが困難な領域を加工するためのコントロールが増強されます。モデル上の既存のジオメトリを使用、または点、線分、または曲線をスケッチして、加工中に工具軸を近づけるか離すかをガイドすることができます。
開始点 | 終了点 |
曲線から | 曲線へ |
次の例では、工具軸を傾けずに加工するのが困難な送風機のブレードを工具で切削します。
工具がブレード全体にアクセスできるようにするツールパスは、**[プライマリ モード]リストの[曲線から]オプションを使用してプログラムされます。このツールパスには、[デザイン]作業スペースでスケッチされ[ガイド曲線]**として選択された線分が使用されます。