eaglerc の専門的なオプション

ユーザ固有のファイル eaglerc には、Electronics での作業時に定義されたさまざまな設定が保存されています。その中には、このファイル内で直接調整できる専門的な設定があります。それらの中で最も重要なものをここに示します。

バージョン 5.2 以降、コマンド ラインで SET コマンドを使用してこれらのパラメータを変更することができるようになりました。詳細については、ヘルプ機能で SET コマンドについて参照してください。

CAM プロセッサ - ドリルと穴の警告を抑制する

ドリル データを生成するために Drills と Holes の画層をアクティブにする必要があるという警告を抑制するには、eaglerc ファイルに次の行を記述します。

Warning.Cam.DrillsAndHolesConcurrent = "0"

コンポーネント値の変更に関する警告

一部のユーザは、パーツがユーザ定義可能な値を持っていないことに関する警告メッセージが不要と感じています。ファイルに次の行を追加することで、この警告を無効にすることができます。

Warning.PartHasNoUserDefinableValue = "0"

整合性チェック

わずかな不整合しかない基板と回路図のペアを処理するために、ERC によってファイルの不整合が検出されていても、ユーザが強制的にエディタで Forward&Back Annotation を実行できるダイアログを有効にすることができます。これは、次の行を追加することで実行できます。

Erc.AllowUserOverrideConsistencyCheck = "1"

注:

この操作はユーザ自身の責任で行います。処理中にファイルが破損した場合、誰もファイルを修復できない可能性があります。結局、ERC によってファイルに不整合があることが示されているのです。

ワイヤ ジョイントを削除する

[Ctrl]キーを押さずに DELETE コマンドでワイヤ ジョイントを削除する場合は、次の行をファイルに追加します。

Cmd.Delete.WireJointsWithoutCtrl = "1"

すべてのコンポーネントに対する値としてのデバイス名

一部のユーザは、パーツがユーザ指定値を必要とする場合でも、常にパーツ値としてデバイス名を使用することを望みます。これを必要とするユーザは、次の行をファイルに追加します。

Sch.Cmd.Add.AlwaysUseDeviceNameAsValue = "1"

半径モードで[Ctrl]を無効にする

ワイヤを配置するときに[Ctrl]キーを押して円弧の半径を定義できるという、ワイヤ描画コマンドの特殊なモードを使用しない場合は、ファイルに次の行を追加します。

Cmd.Wire.IgnoreCtrlForRadiusMode = "1"

これにより、ワイヤを描画するすべてのコマンドでこの機能がオフになります。

グループの選択

マウスの右ボタンでのコンテキスト メニュー機能がグループの選択の邪魔をするため、グループは[Ctr] + マウスの右ボタンで選択されるようになりました。グループの選択方法を従来の方法に戻す場合は、ファイルに次の行を追加します。

Option.ToggleCtrlForGroupSelectionAndContextMenu = "1"

これにより、マウスの右ボタンのみでグループを選択することができ、コンテキスト メニューには[Ctrl] + マウスの右ボタンが必要になります。

一致するファイルを自動的にロードする

基板および回路図のエディタ ウィンドウが開いていて、いずれかのウィンドウに別の基板(または回路図)をロードする場合、さらに、他方の図面に一致する回路図(または基板)がある場合、Electronics はその図面もロードするかどうかを尋ねます。この質問を省略して常にファイルをロードするには、次のオプションを設定します。

Option.AutoLoadMatchingDrawingFile = "1"

ネット、バス、信号、ポリゴンの名前

ネットが複数のセグメントで構成されている場合、既定では、NAME コマンドは選択されているセグメントにのみ作用します。ネット全体の名前を変更するには、次のオプションを設定します。

Cmd.Name.RenameEntireNetByDefault = "1"

このパラメータは、バスにも適用されます。

信号に銅箔ベタが含まれており、その銅箔ベタに NAME コマンドが適用された場合、既定ではその銅箔ベタの名前のみが変更されます。既定で NAME コマンドが信号全体に対して作用するようにするには、次のオプションを設定します。

Cmd.Name.RenameEntireSignalByDefault = "1"

プロジェクトを開く

プログラムの起動時(またはグレーのボタンをクリックしてプロジェクトをアクティブにした場合)にプロジェクト フォルダを自動的に開く機能は、次の行をファイルに追加することで無効にすることができます。

ControlPanel.View.AutoOpenProjectFolder = "0"

作図ウィンドウを移動する

次のオプションをファイルに記述することで、[Ctrl]ボタンで画面移動を行う(旧バージョンと同様)ことができます。

Interface.UseCtrlForPanning = "1"

一部のコマンドで[Ctrl]キーが特殊な機能に使用されるようになりました。そのため、このパラメータを有効にしてこれらの特殊な機能(MOVE コマンドで原点にあるオブジェクトを選択するなど)を使用すると、作図ウィンドウを誤って画面移動することがあります。

連続線としてのポリゴン エッジ

処理されていないポリゴンのエッジを表示する方法(点線)が好ましくない場合には、次の行を追加します。

Option.DrawUnprocessedPolygonEdgesContinuous = "1"

ポリゴンのエッジは連続線で表示されるようになります。

マウス カーソルの位置を変更する

通常、Electronics ではマウス カーソルは自動的には配置されません。ただし、図面エディタでコンテキスト メニューを開く前にカーソルがあった点にカーソルを再配置する場合は、次の行を追加します。

Option.RepositionMouseCursorAfterContextMenu = "1"

ダイアログでの単位

ダイアログの入力フィールドの自動単位決定は、ファイルに次の行を追加することでコントロールできます。

Interface.PreferredUnit = "x"

ここで、「x」は次のようになります。