シミュレートしようとする現象について、適切な解析のタイプを選択してください。シミュレーション選択の際の参考として、「シミュレーション タイプ」ページの簡単な説明をお読みください。そのうえで詳細情報が必要な場合は、そのページに記載されているリンクを参照して、個別の解析タイプのトピックを確認してください。
重要:
例: 単純に支えられているだけの挙動になるような梁のソリッド モデルを必要とする場合は、終端面を拘束しないでください。終端面が軸方向に移動できない場合、梁は自由に回転できません。代わりに、単一のエッジに拘束を適用します。そして、このエッジを支点として機能させます。次の図は、単純に正方形のバーを支えるだけの場合の正しい方法と間違った方法を示しています。
図 1: 2 つの拘束スキームの比較。
(a:) 右端の面の移動が、3 つすべてのグローバルな方向について拘束されています。バーの終端は、軸方向の拘束により回転できません。したがって、バー(a)は組み込みの梁のような挙動になり、バー(b)と比べて、たわみがずっと少なくなります。
(b): 右端の下のエッジの移動が、3 つすべてのグローバルな方向について拘束されています。バーは、このエッジを軸として自由に旋回できます。したがって、バー(b)は単純支持梁としての挙動になり、バー(a)よりもはるかにたわみます。
このように、回転拘束を適用しなくても回転が拘束される場合があります。実際、回転自由度(DOF)はソリッド要素には適用できません。したがって、ソリッド要素に対して回転自由度の拘束やモーメント荷重を適用しても、結果には影響を与えません。移動拘束によって意図しない無効な回転拘束が適用されていないかを確認してください。