マテリアルを適用する

シミュレーション スタディでコンポーネントに材料を適用する方法を学習します。

  1. [シミュレーション]作業スペースの[設定]タブで、[マテリアル] > [スタディ マテリアル] [スタディ マテリアル]アイコン を選択して、[スタディ マテリアル]ダイアログを開きます。

    注: ブラウザで特定の材料を右クリックして[スタディ マテリアル]コマンドにアクセスした場合は、同じ材料を使用しているすべてのコンポーネントが自動的に事前選択されます。したがって、材料の割り当てを変更すると、前の材料を共通に持っているすべてのパーツが更新されます。事前選択済みのコンポーネントのうち一部の材料割り当てを変更しない場合は、材料を変更しないコンポーネントの選択を解除します。選択を解除するには、Ctrl キーを押したまま、選択した行をクリックします。
  2. 材料選択のドロップダウン リストの設定に使用するライブラリを[マテリアル ライブラリ]で選択します。次の選択肢があります。

    • [すべてのライブラリ]: メニューには、Fusion マテリアル ライブラリFusion の非線形マテリアル ライブラリお気に入りライブラリ、および作成済みのユーザ定義ライブラリにある、すべての材料が表示されます。
    • [お気に入りライブラリ]: メニューには、マテリアル ブラウザの[お気に入り]ライブラリに追加された材料のみが表示されます。初期状態ではこのライブラリは無効になっていて、材料を[お気に入り]に追加した場合にのみ有効になります。
    • [Fusion マテリアル ライブラリ]: メニューには、Fusion マテリアル ライブラリに含まれている材料のみが表示されます。
    • [Fusion 非線形マテリアル ライブラリ]: メニューには、Fusion 非線形マテリアル ライブラリに含まれている材料のみが表示されます。
  3. [スタディ マテリアル]列のドロップダウン リストを使用して材料を選択します。選択すると、既定の材料や、[デザイン]作業スペースで割り当てた材料がオーバーライドされます。また、前のスタディの材料割り当てが置き換えられます。

    材料名の横に黄色の感嘆符 黄色の三角形の警告のアイコン が付いているものは、その材料をシミュレーションで使用できないことを意味します。黄色の感嘆符の上にカーソルを置くとポップアップ メッセージが表示され、材料が使用できない理由が示されます。マテリアル ライブラリの材料が使用できない理由として、次の候補があります。

    • 指定された 1 つまたは複数のプロパティが見つからないか、許容範囲外である。たとえば、材料強度は構造応力解析で指定する必要があります。

    • 材料タイプが適切でない。

      これらの材料を選択することは可能ですが、シミュレーションを解析することはできません。デザインをシミュレートするには、有効な(黄色のマークが付いていない)材料を選択してください。

  4. 安全率の計算の基礎としてどの材料の値を使用するかを指定するには、[安全率]列のオプションを使用します。

    • [降伏強度]: 永久変形が発生せずに、材料が耐えられる最大応力です。
    • [最大引張強度]: 伸長したり引っ張ることで、損傷が発生するまで材料が耐えられる最大応力です。
  5. 必要な数のコンポーネントについて材料オーバーライドを指定します。

  6. 材料の物理プロパティを表示する場合は、プロパティを表示する[スタディ マテリアル]の行を選択します。次に、[プロパティ]ボタンをクリックしてダイアログ ボックスを展開します。ダイアログ ボックスの右端にあるリストには、表で選択した行の基本的な物理材料特性が表示されます。リストには、外観非線形の特性は表示されません。

    材料に非線形、温度依存、または超弾性特性がある場合は、展開されたダイアログに[高度な材料特性を表示]ボタンが表示されます。このような場合は、次の操作を実行してプロパティを参照します。

    1. [高度な材料特性を表示]ボタンをクリックして、[マテリアル ブラウザ]ダイアログを表示します。このダイアログの上部のフレームにある[ドキュメントのマテリアル]には、[スタディ マテリアル]で選択した材料がハイライト表示されています。
    2. 選択したドキュメントのマテリアルの行の右端にある[編集] 材料編集アイコン をクリックすると、ダイアログが展開されて、材料のすべてのプロパティを表示することができます。[編集]は、表の材料の行の上にカーソルを置いたときにのみ表示されます。
    3. 高度なプロパティの確認が終了したら、[マテリアル ブラウザ]ダイアログを閉じます。
    4. 必要に応じて、[設定]タブで、[マテリアル] > [スタディ マテリアル] [スタディ マテリアル]アイコン を選択して、[スタディ マテリアル]ダイアログに戻ります。
  7. 終了したら、[OK]をクリックして変更を適用し、[スタディのマテリアル]ダイアログを閉じます。

複数のコンポーネントに材料を割り当てる

[材料を適用]ダイアログでは複数の行を選択でき、複数のコンポーネントの材料割り当てを 1 回の操作で変更できます。

  1. [材料を適用]ダイアログを開きます。
  2. ダイアログ内の行をクリックして、材料割り当てを変更する 1 番目のコンポーネントを選択します。
  3. 複数の行を選択するには、Ctrl キーを押しながら行を選択します。ひと続きの連続する行を選択するには、Shift キーを押しながら、連続する行の最後の行をクリックします。
  4. 選択したいずれか 1 つの行のドロップダウン リストを使用して、材料を選択します。選択した材料が、選択したすべてのコンポーネントに割り当てられます。
注: [すべて選択]を使用すると、すべてのコンポーネントをワンクリックで選択できます。また、Ctrl キーを押しながらコンポーネントをクリックして、コンポーネントを選択解除することもできます。大量の材料割り当てを編集する場合は、すべての行を選択してからそのうちの 1 つまたは 2 つを選択解除する方が便利です。