[変位量(全要因)]結果は、冷却差、収縮差、および配向差を組み合わせて、最終的な成形品の反りを示します。
反りは、モデル デザインと比較した形状の変化として定義されます。すべてのプラスチック成形品は反るため、デザインの反り許容差を満たすように反りを低減することが目標です。反り解析を何回か実行すると、ジオメトリ、材料、射出位置、処理条件などの入力が変化したときに、反りの形状が変化することがあります。
[変位量(全要因)]結果の参照時には、次の点について確認します。
[変位量(全要因)]結果は、ベスト フィット平面に対して測定された、予測される成形品の変形の合計を示します。**変位量結果を正しく解釈するためには、次の点を考慮する必要があります。
成形品によっては、アセンブリ サーフェスを持つものや、何らかの許容差の範囲内で平坦でなければならないシーリング サーフェスを持つものがあります。また、スナップ フィットやねじボスなど、他の成形品に適合しなければならないアセンブリ フィーチャーを多数持つ成形品もあります。多くの成形品には、満たさなければならない寸法や幾何公差が複数あります。
変位の値が小さい場合は、凡例の横にある[結果設定]の[倍率]ツールを使用して、変位表示を拡大します。
次のオプションを使用して、変位を低減することができます。