[射出位置] コマンドを使用すると、樹脂を成形品に射出する位置を定義できます。これにより、金型キャビティ内のフロー パターンをシミュレートすることができます。
最良の品質を備えた成形品を作成するには、最適な射出位置を決定する必要があります。これにより、バランスの良い流動パターンが生成され、金型の末端まで同時に同じ圧力で樹脂を充填できます。また、流動完了時の体積収縮が設計値に近付くように、必要な射出位置の数と位置も選択する必要があります。
樹脂が流動する距離が最小になる射出位置をボディに配置します。理想的には、厚肉部分に射出して、バランスがとれた充填を目指します。大きいパーツの場合は、複数箇所を追加できます。
充填アニメーション結果: (1) 1 箇所、(2) 複数箇所
外観不良が存在してはならない面は回避します。外観要件が高い面として指定した面は、避けやすいよう緑色でハイライト表示されます。