準静的解析の精度に関する考慮事項

図 1 に示す例では、線形傾斜が上/下に向く荷重/荷重除去の問題を定義しています。

2 ステップのイベント シミュレーション

図 4: 線形傾斜が上/下に向く 2 ステップでの荷重/荷重除去の問題。

図 2 に示すように、このシミュレーションで 3 つのステップを指定するとどうなるでしょうか。

2 ステップのイベント シミュレーション

図 2: 3 つのステップでの荷重/荷重除去の問題。

最初のステップでは、振幅は持続時間の 1/3 の時点で評価されます。2 番目のステップでは、振幅は持続時間の 2/3 の時点で評価され、ピーク変位が失われ、ゼロ応答が計算されます。最後のステップでは、最後に持続時間が評価され、荷重が除去されます。ピーク変位が失われるだけでなく、この解析には計算に図 1 よりも 50% 長く時間がかかります。

中間結果

各ステップでの解析は、擬似時間での非定常解です。結果は通常、きわめて非線形的でパスに依存しているため、各ステップの擬似時間の間、指定した点で中間結果が書き込まれます。ステップごとに必要な中間結果の数を指定できます。既定の数は 10 です。

注: ステップごとに多数の結果を書くと、ファイルが非常に大きくなる可能性があります。