パーツの相互作用が、モデルの残りの部分と異なる接触タイプを必要とする場合は、次のいずれかを行うことができます。
このダイアログにアクセスするには、[接触マネージャ]から、修正する[接触セット]に関連付けられている [編集]をクリックします。
ダイアログ ボックスのウィジェット | 説明 |
---|---|
プライマリ ボディとセカンダリ ボディ - 手動接触セットのみ |
- *[非対称]*貫入タイプ: セカンダリ ボディのノード(メッシュ点)とプライマリ ボディの面の間で接触の相互作用が発生します。つまり、セカンダリ ボディのノードはプライマリ ボディのサーフェスに貫入することはできません。ただし、プライマリ ボディのノードはセカンダリ ボディの面に貫入することができます。 - *[対称]*貫入タイプ: 両方のボディのノードが他方のボディの面に貫入するのを防ぎます。したがって、どちらをプライマリとして選択し、どちらをセカンダリとして選択するかは重要ではありません。 |
選択セット 1 - 手動接触セットのみ |
接触セットに関与するプライマリ ボディ上のサーフェスまたはエッジ。 注: 最初のエンティティを選択したら、残りのエンティティを同じタイプにする必要があります。つまり、選択したエンティティはすべてエッジ、またはすべて面である必要があります(どちらのタイプもサポートされていますが、混在させることはできません)。 |
選択セット 2 - 手動接触セットのみ |
接触に関与するセカンダリ ボディ上のサーフェスまたはエッジ。 注: 上記の手順でプライマリ ボディの 1 つまたは複数の関与するエッジを選択した場合、セカンダリ ボディでもエッジしか選択できません。プライマリ ボディで 1 つまたは複数の面を選択した場合は、セカンダリ ボディの面またはエッジを選択することができます。ただし、最初のセカンダリ ボディのエンティティを選択したら、残りは同じタイプにする必要があります。つまり、選択したエンティティはすべてエッジ、またはすべて面である必要があります(どちらのタイプもサポートされていますが、混在させることはできません)。 |
接触タイプ | 接触タイプはドロップダウン リストを使用して指定されます。 |
貫入タイプ: | 貫入タイプはドロップダウン リストを使用して指定されます。 |
自動最大有効距離 | ソフトウェアはジオメトリとメッシュ サイズに基づいて接触有効距離を選択します(次の黒丸を参照)。 |
最大有効距離 | 接触を強制する必要がある、関与するエンティティ間の最大距離。値を手動で入力する、以前に指定した値を選択する(ドロップダウン リストから)、またはモデルで距離を計測する(ドロップダウン リストから[計測]を選択)のいずれかを行います。このパラメータは各パーツが相互に一致して描画されず小さいギャップがある場合に有用です。この値は接触の相互作用の数を制限することもでき、これにより解析時間が短縮されます。不要な、競合を起こす可能性のある接触の相互作用を避けるため、できるだけ小さい値を選択します。 |
熱伝導率 - 熱解析スタディと熱応力スタディのみ。 |
接触境界面全体の熱流(単位面積あたり、度あたり)を指定します。単位は次のとおりです。 - メートル法(SI): W/(m^2 K)。ワット(W)は、1 秒あたりのエネルギーの 1 ジュール(J)と同等のパワーの単位です。 - 英国(in): BTU/(hr.ft2.oF)。英国(in)システムの長さ単位はインチですが、熱伝導率の長さ単位はフィートです。 注: 熱伝導率の単位はカスタマイズできません。 この入力フィールドは、既定では空白ですが、無限の熱伝導率が仮定されます(熱流量に対する抵抗なし)。熱抵抗がない場合、温度結果は、両方の接触面で同一となります。 ある値を指定すると、結果では、限られた熱伝導により、接触境界をまたがる温度差が示されます。 |
静摩擦係数 - [接触タイプ] = [分離]、のみ |
値を指定しない場合、接触相互作用は摩擦なしになります。つまり、2 つの面または1つのエッジと面が互いにスライドするとき、接線方向に抵抗がないということです。値を入力すると、指定された係数に法線力をかけた値と等しい接線力の抵抗が、スライドに対してかかります。たとえば、接触面の法線力が 500 kg で静摩擦係数が 0.2 の場合、接線抵抗力は 500 kg * 0.2、つまり 100 kg になります。 |
高度なオプションは*[自由]*を除くすべての接触タイプに対して使用できます。これらのオプションを使用するためには、Nastran 接触を非常に深く理解する必要があります。接触の動作をさらに調整するために、追加情報を入力することができます。高度なパラメータの詳細については、『Autodesk Nastran リファレンス ガイド』の「BSCONP」ページを参照してください。