Autodesk InfraWorks 2016 リリースの新機能
2016 年 4 月 14 日
アップグレードおよびコラボレーション体験の改善
今までは、管理者またはパブリッシャーのみが、クラウド モデルをアップグレードして InfraWorks の新しいバージョンと一致させることができました。一方、作成者やリーダーは、クラウド モデルがアップグレードされるまではモデルを開くことができませんでした。今回から、グループのすべてのメンバー(管理者、パブリッシャー、作成者、リーダー)がローカル コンピュータでモデルを開くことができます。モデルを開くと、インストールされている InfraWorks の最新バージョンと一致するようにモデルがアップグレードされます。ただし、管理者またはパブリッシャーが共有クラウド モデルをアップグレードするまでは、グループのメンバーはローカル コンピュータで行った編集内容を、クラウドに同期して反映させることはできません。
「モデルを開くには」を参照してください。
フィーチャの属性へのアクセスの改善
「スタック」と呼ばれる新しいユーザ インタフェース要素により、現在選択しているフィーチャの属性や設定にすばやくアクセスできるようになりました。スタックは、密接に関連付けられている属性とその現在値が表示されるパネルで構成されています。「スタック」を参照してください。
今回のリリースで新たにビデオ ライブラリに追加されたビデオに、スタックの概要が含まれています。ユーザ独自のワークフローのニーズに合わせてスタックをカスタマイズする方法を学習してください。
「スタックを使用する(ビデオ)」を参照してください。
ダイナミックなプレゼンテーションの機能強化
設計道路からカメラ パスを作成する際、明示的なカメラ設定を定義することにより、最適なパース ビューを目指してカメラを配置できるようになりました。「設計道路からカメラ パスを作成するには」を参照してください。
- カメラ位置のオフセット
- 目標位置のオフセット
- カメラの速度
- キーフレーム密度
- 目標を道路またはカメラを基準として設定
- 開始ビューをプレビュー
- パスを逆に追跡
2D ベクトルのオーバーレイのサポート
2D DWG ベクトル データを、地形上にドレープされるオーバーレイとして読み込むことができるようになりました。「2D ベクトル地形のオーバーレイを読み込むには」を参照してください。
モデル ビルダーの強化機能
- 地形が、粒度を大幅に改善するために更新されました。地形の処理をソースである LP DAAC (NASA)の OSRM データから直接行うことにより、粒度が 9 倍改善されました。
- ベクトル データは、OpenStreetMap からの最新版で更新されました。
「モデル ビルダーでモデルを作成するには」を参照してください。
Roadway Design (道路設計): 環状交差点の機能強化
環状交差点の機能強化により、正確な編集と AutoCAD Civil 3D との相互運用性がサポートされるようになりました。
- キャンバス内で環状交差点の寸法を直接編集できます。「環状交差点のジオメトリを変更するには」を参照してください。
- InfraWorks で作成した環状交差点を、Vehicle Tracking 形式の環状交差点として、直接 Civil 3D 2017 に転送できます。Civil 3D では、環状交差点のオプションとして環状交差点コリドーを動的にコントロールできます。
交通シミュレーションの改善
出入り口ランプと中央の右左折車線での交通シミュレーションが、適切なジオメトリ モデリング、ストリーム、信号により強化されました。
新規: モビリティ シミュレーション
既に「コミュータ」として知られているシミュレーション エンジンの機能を利用することにより、都市周辺の人々の移動用インフラストラクチャの提供に最適な方法を決定できます。 マルチモーダル シミュレーションは、各人を最初から最後まで追跡し、重要業績評価指標のアニメーションとレポートを提供します。追跡されるモビリティ サービスは、次のとおりです。
- 交通のモデリング
- 駐車場
- タクシー モード
- 個人モード
詳細は、「概要 - モビリティ シミュレーション」を参照してください。
排水設計の機能強化
スタックにより、排水溝アセットの属性が見やすく、そしてアクセスしやすくなりました。
「概要 - Drainage Design(排水設計)」を参照してください。
Bridge Design(橋梁設計)の機能強化
橋梁の機能が強化されたことにより、カスタマイズが可能になりました。
- 橋梁全体の Revit モデルを自動的に作成するには、新しい[Revit に送信]コマンドを使用します。「橋梁 を Autodesk Revit に送信するには」を参照してください。
- 標準セクションからカスタマイズしたコンクリート桁を作成できます。
Web 上でのモデルの表示機能の改善
Web での表示が改善されたことにより、モデルを閲覧者が簡単に表示できるようになりました。
- モデルへの公共アクセスでは、閲覧者は A360 にログインする必要がなく、パブリッシャーは InfraWorks グループにビューアを追加する必要がありません。
- モデルは、iframe を使用して Web ページに埋め込むことができます。
- InfraWorks の Web ビューアは、携帯電話用に最適化されています。
「Web エクスペリエンスの改善」を参照してください。
2016 年 2 月 8 日
コラボレーション体験の改善
クラウド モデルのコラボレーション機能が改善されました。
- 共有モデルをアップグレードする際、チームは変更内容を失うことなくモデルの作業を続けることができます。
- ローカルの変更がクラウドに同期されるため、常に最新の変更が他のチーム メンバーに反映されます。
- 管理者およびパブリッシャーは、チームを最新バージョンに移行させる前に、モデルのローカル コピーを作成し、新しいフィーチャを検討することができます。
- パフォーマンスの最適化のために、クラウド モデルはローカルにキャッシュされます。キャッシュの場所を設定できるようになりました。
「他のユーザとのモデル共有に関する概要」を参照してください。
新しいラーニング ビデオ
オートデスクでは、InfraWorks の使用法をマスターするのに役立つビデオを提供しています。
今回のリリースで新たにライブラリに追加されたビデオには、線路設計向けのプレイリストや、各種ビデオ(交差点、環状交差点、Web アドミニストレータ、ラスター イメージのオーバーレイ、設計道路のアニメーション)が含まれています。
「InfraWorks 360 のビデオ ライブラリ」を参照してください。
輸送機関の詳細なエンジニアリング
道路のギズモ編集と縦断編集のパフォーマンスが改善されました。道路の縦断ビューの編集中に、モデルを更新するタイミングを選択できるようになりました。
設計道路を右クリックしてコンポーネント道路に変換し、正確に編集します。
設計道路に沿ってカメラ パスをアニメーション表示します。「設計道路のアニメーションを作成する」を参照してください。
環状交差点と通常の交差点の編集機能が大幅に改善されました。
- グリップを使用して、環状交差点の円のサイズ、位置、標高、方位、勾配を調整することができます。その編集内容に適合するように、環状交差点のその他の要素が調整されます。車線の幅は一定のまま維持されます。また、環状交差点の各要素はアセット カード上でも調整できます。「グリップを使用して環状交差点を編集する」を参照してください。
- 中央付加車線を追加する交差点で、右左折区間を右クリックします。グリップを使用して、付加車線の摺り付け開始位置と終了位置を調整します。
- グリップを使用して、ランプ交差点の位置を調整します。加速車線の長さとテーパは設計標準によって決定されますが、必要があればグリップを使用して、場所の条件に合わせて調整できます。「ランプおよびインターチェンジを作成する」を参照してください。
トラフィック解析およびシミュレーションの機能強化
- アニメーション プレーヤは、交通アニメーションだけではなく、他のアニメーションの再生にも使用できるようになりました。
- シミュレーション結果は、交通調査領域のアセットカードに表示されます。
- 交通調査領域のアセットカードの[結果]領域で新しい[レポート]ボタンを使用すると、解析結果とシミュレーション データを Microsoft Excel に書き出すことができます。
線路設計の機能強化
線路設計の機能強化により、近接する線路間で橋梁やトンネルを共有できるようになりました。「線路設計」を参照してください。
Drainage Design (排水設計)の機能強化
降雨
- 新しい降雨コンテンツ マネージャを使用して、モデル固有の降雨量を指定することで、より正確な排水設計を実行できます。降雨コンテンツ マネージャでは 3 つのサンプルを提供しています。すなわち、FHWA BDE 方程式、ANZ 6 次多項式、およびテーブル形式のサンプルです。必要に応じてこれらを修正し、名前を変更することができます。降雨データを読み込むこともできます。
- 降雨量の IDF 曲線を作成するには、サンプルまたは読み込み済みデータを使用します。これは、[排水溝ネットワークを追加]、[排水溝ネットワークのサイズを変更]、[パフォーマンスを検査]の設計の既定になります。
- 既定の降雨に従って計算された降雨強度が流入口のアセットカードに表示されます。
- 降雨データを読み込むには、オーストラリアの降雨/流出水の 6 次多項式(.csv)、NOAA PFDC (.csv)、Hydraflow (.idf)または(.stm)形式を使用します。
- 降雨データを Microsoft Excel に書き出して編集するか、新しいモデルに転送します。
- [IDF 降雨]ダイアログ ボックスには IDF 降雨データ、降雨頻度、降雨時間がグラフ形式で表示されるだけでなく、詳細に編集できる表形式のビューが表示されます。
排水溝ネットワークのサイズを変更
- [排水溝ネットワークのサイズを変更]により、パイプ、流入口、マンホール、流出口が接続されたネットワークのサイズを、標準の段階的方法で必要な設計サイズに調整できます。これは道路のネットワーク以外にも適用されるようになりました。
- 既定の降雨で年超過確率を指定できるようになりました。
パフォーマンスを検査
降雨と年超過確率を選択し、複数の異なるパフォーマンス シナリオを検討することができます。
流入口
支流の領域、集中時間、道路外の流入口の流出係数を編集できるようになりました。支流の流量の 100% がこの流入口に集まることが前提とされます。
点群の機能強化
点群から 3D 地形モデルを生成します。(プレビュー)
- Autodesk ReCap 点群ファイル形式(.rcs および .rcp)を直接使用します。
- 点群データを処理し、地盤などのフィーチャと高密度点群を区別します。
- グリッドに基づいてラスター地表が生成されます。
- 設定を調整して、さまざまなタイプの点群の地形品質をコントロールします。
- 重複した点を削除して軽量化します。
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を確認
2D 地形のオーバーレイ
このリリースでは、2D コンテンツの読み込みとオーバーレイを行うことができます。「2D オーバーレイ コンテンツを読み込むには」と「地形のオーバーレイ」を参照してください。
OpenStreetMap のフィーチャの表示
OpenStreetMap に接続して、モデル ビルダーで作成されたフィーチャのソース データを表示できるようになりました。「モデル ビルダーでモデルを作成するには」を参照してください。
Web 上でのモデルのレンダリングおよび表示機能の強化
- 拡大縮小表示や全画面のパノラマ表示が可能になりました。
- ブックマークをモデルに追加してパノラマを作成します。パノラマ ビューが必要ない場合、ブックマークの追加時にパノラマの作成を無効にできるようになりました。「ブックマークを管理する」を参照してください。
- モデルのレンダリングが画層の表示 / 非表示の設定と一致するようになりました。
- Web のホーム ページ上でのモデルの並べ替え機能が改善されました。
- モデルを検索する際に、複数の項目を検索できるようになりました。
Web アドミニストレータ
- 新しい Web アドミニストレータを使用して、モデル、パノラマ、提案をレンダリングおよび管理し、ブラウザで表示することができます。このツールにより、同僚や関係者は Web やタブレット上でモデルを共有することができます。管理者またはパブリッシャーの権限を持っている場合、[Web アドミニストレータ]は InfraWorks 360 [ホーム]またはモデル内のユーティリティ バーから開くか、ブラウザでモデルを表示しているときに開くことができきます。
- Web アドミニストレータを使用してレンダリングする提案を選択できるようになりました。
- 従来の 1000 ピクセル幅に対し、3000 ピクセル幅の高画質パノラマをレンダリングできます。
「Web エクスペリエンスの改善」を参照してください。