一般に、タイル生成と再表示には十分な時間を確保しておきます。できる限り再表示しないでください。データ画層の読み込み、設定、および再表示の順序には、十分に注意してください。まず、最も大きい(領域)画層から開始します。地形が理想的です。
地形データ:
非常に大きい詳細な地形データを Autodesk Civil 3D から読み込む場合、InfraWorks に読み込む前に Civil 3D で地形画層を TIF 形式(IMX 形式ではない)に書き出すと、モデル生成と表示速度が速くなる場合があります。
注: これには、何回かの試行が必要な場合があります。場合により、Civil 3D の TIF 形式の地形では、IMX 形式と比較して精度が落ちることがあります。
モデル範囲へクリップ:
データを読み込むたびに、必ず各追加データ画層をモデル範囲にクリップします。(これは読み込む 3D モデルのオプションではありません。)まだモデル範囲が定義されていない場合、既定では読み込む最初のデータ画層によりモデル範囲が定義されます。追加のデータ画層を読み込んで設定する場合、[データ ソース設定]ダイアログの[ソース]または[ラスター]タブ(フィーチャ タイプに基づく)で[モデル範囲へクリップ]を選択します。これにより、読み込まれたデータの範囲がモデル範囲に制限されます。
イメージ データ:
イメージ データの分類がわかっている場合は、ラスター イメージの分類を指定します。
より低い Bing Maps イメージのタイル レベル解像度を指定します。
Bing Maps サービスを使用してモデルにイメージを追加している場合、Bing Maps イメージは可能な場合は既定でレベル 17 のタイル レベル解像度(1.1943 m/px)を使用しますが、一部の領域では最大でレベル 19 解像度(0.2986 m/px)までのタイル レベルを使用できることに注意してください。ただし、InfraWorks では Bing Maps イメージ サービスを使用して約 100 万(1204 x 1040)を上回るラスター タイルは生成できないため、非常に大きな領域に対してレベル 19 のタイル解像度を使用するとエラーが発生する可能性があります。イメージ画層が非常に大きな地理的領域にわたっている場合は、より低いタイル レベル解像度を使用することをお勧めします。高いタイル レベル解像度を使用すると、InfraWorks でモデルをダウンロードして共有するためにかかる時間が大幅に長くなる可能性があります。アップロード帯域幅が小さいインターネット接続で作業しているユーザも、モデルの共有が難しいと感じると思われます。ほとんどの家庭用インターネットのユーザは、非常に小さいアップロード帯域幅を使用しています。
水データ:
設定中に、必ず閉じたポリラインがモデル内でどのように扱われるかを適切に指定してください。[閉じたポリラインをポリゴンに変換]をオフにすると水フィーチャは河川として扱われ、オンにすると同じ水フィーチャが池や湖として扱われます。
3D モデル オブジェクト(植生を含む)
[データ ソース設定]ダイアログの[3D モデル]タブを使用すると、読み込み中にすべての 3D モデル オブジェクトを簡略化することができます。
モデルの処理を調整して[詳細レベルを使用]にします。
たとえば、詳細な都市ファーニチャなどの、その形状の定義に多数の三角形を使用しているモデルの場合は、この設定を使用します。 [LOD]では、3D モデルがカメラから離れると、3D モデルの複雑さが軽減されます。 モデルを定義する三角形の数は、遷移距離ごとにその前の値の 4 分の 1 に減少します(遷移レベルは、アプリケーションによって決定されます)。[LOD 距離]設定は、最初の遷移距離を示します。これよりも小さい距離では、モデルの完全な詳細が表示されます。 この設定によって簡略化された品質では目的が達成できない場合は、表示が簡略化されないよう表示距離を長くする(5000 m または 10,000 m など)ことができます。
注: [モデルを単純化]の値を小さくすると、その小さくした値が最初の詳細レベルになります。
グループを作成する場合は、単一の点、またはポリゴンやポリラインのどちらとして読み込まれたかには関係なく、樹木を避けます。
樹木を使用する場合は、「適応樹木を作成するには」を参照して高パフォーマンスの森林を設計します。
高詳細度 3D モデルの詳細レベル リプレゼンテーションを追加します。詳細については、ライブラリの共有アセットを作成するにはの「詳細レベル(LOD)を設定する」セクションを参照してください。