モデルのアップグレードについて

InfraWorks を最新のリリース バージョンにアップグレードするときは、既存の InfraWorks モデルもアップグレードしてから使用する必要があります。

最善策として、バックアップを保存するために、InfraWorks モデルを最新リリース バージョンにアップグレードする前に、そのローカル コピーを作成すること強く推奨します。 「クラウド モデルのローカル コピーまたはローカル モデルのコピーを作成するには」を参照してください。

InfraWorks をアップグレードすると、現在のモデルはどうなりますか?

アップグレードの必要なモデルは、アップグレード警告アイコンが表示されます。モデルが最新リリースの InfraWorks にアップグレードされると、そのモデルは旧バージョンの InfraWorks で開くことができません。

注: モデルのステータスによって、アップグレード エクスペリエンスは多少異なる場合があります。詳細については、以下の表を参照してください。

モデルのアップグレード中の処理について

ユーザがモデルを最新リリースにアップグレードすると、InfraWorks はモデル スキーマをアップグレードします。

また、InfraWorks 2019 リリース以降、既存のすべての InfraWorks モデルは、最新リリース バージョンにアップグレードするときに、道路と橋梁の必須アップグレードに従います。 すべての設計道路がコンポーネント道路に変換されます。設計道路のスタイルのトラックは、コンポーネント道路アセンブリ内のコンポーネントに一致させます。設計道路内の設計橋梁もアップグレードされます。

注: コンポーネント道路は、コンポーネント道路によって提供される垂直方向と水平方向の道路編集拡張機能に加えて、交通とモビリティのシミュレーション、縦断とコリドーの最適化、視距解析など、設計道路のすべての機能を提供します。

クラウド共有モデルをアップグレードするためのワークフロー

InfraWorks の新しいリリースにアップグレードする場合、プロジェクトのチーム メンバーがローカルの変更を同期する前に、Autodesk Docs プロジェクトの管理者がすべてのクラウド共有モデルを現在のリリースにアップグレードする必要があります。

  1. プロジェクト管理者は、InfraWorks をアップグレードし、アプリケーションでクラウド共有モデルを開くかアップグレードします。
  2. プロジェクト管理者は、アップグレードされたクラウド共有モデルを Autodesk Docs と同期します。
  3. チーム メンバーは、InfraWorks をアップグレードし、ローカルにキャッシュされたクラウド共有モデルを開くかアップグレードします。
  4. チーム メンバーは、クラウド共有モデルを変更し、Autodesk Docs と同期します。

モデルを Autodesk Docs にパブリッシュするタイミング

モデルのアップグレードが完了したら、選択した Autodesk Docs プロジェクト フォルダにモデルをパブリッシュできます。

ローカル モデルのアップグレード

モデルがマシンにローカルに格納されている場合、モデルは開いたときに自動的に新しいデータベース スキーマにアップグレードされます。

モデル ステータス アイコン 説明 アップグレード オプション
ローカル ローカル モデルはローカル システムまたはマッピング済みネットワーク ドライブに格納されますが、Autodesk Docs アカウントには関連付けられません。.SQLITE モデル ファイルおよび関連付けられたモデル リソース フォルダを他のユーザと直接共有し、オフラインでこのモデルのコラボレーションを行うことができます。 このモデル タイプはローカル モデルとしてのみアップグレードすることができます。 クラウドでこのモデルのコラボレーションを行う場合は、モデルを Autodesk Docs プロジェクト フォルダにパブリッシュします。注: これには、Autodesk Docs アカウントとAutodesk Docs プロジェクトへのアクセス権が必要です。

クラウド モデルのアップグレード

モデル ステータス アイコン 説明 アップグレード オプション
既存クラウド モデル 既存クラウド モデルは、旧バージョンの InfraWorks で作成され、クラウドにパブリッシュされたモデルです。 これらの既存クラウド モデルは、ダウンロードしてローカル モデルとして開くことも、Autodesk Docs プロジェクトにアップロードすることもできます。 InfraWorks [ホーム]から既存のクラウド モデル タイルをクリックすると、InfraWorks の最新リリースで使用するためにモデルのローカル コピーをアップグレードするか、またはモデルをアップグレードしてクラウドでの共同作業のために Autodesk Docs にパブリッシュするかの選択が求められます。
ロックされている ロックされたモデルは、InfraWorks のローカル インスタンスで開いて表示できるが編集や同期を行うことはできないクラウド モデルです。モデルは、Autodesk Docs プロジェクト管理者によってロック済みステータスに指定されます。 ロックされたモデルのタイルを InfraWorks [ホーム]でクリックすると、InfraWorks デスクトップ環境でそのモデルが開きます。プロジェクト管理者がこのモデルに対するユーザのアクセス権限を変更するまでは、ロックされたモデルを Autodesk Docs プロジェクトと同期させることはできません。
表示のみ このモデルは、Autodesk Docs プロジェクト フォルダにアップロードされており、管理者によって表示のみのモデルとして定義されています。プロジェクト管理者がこのモデルに対するユーザーのアクセス権限を変更するまでは、InfraWorks デスクトップ環境で開くことはできません。 InfraWorks [ホーム]で表示のみのモデルのタイルをクリックすると、Autodesk Viewer でモデルが開きます。
読み取り専用 このモデルは、Autodesk Docs プロジェクト フォルダにアップロードされており、管理者によって表示およびダウンロードのみのモデルとして定義されています。 読み取り専用モデルをクリックすると、InfraWorks デスクトップで開きます。ただし、プロジェクト管理者がこのモデルのアクセス権限を変更するまで、このモデルを Autodesk Docs プロジェクトと再び同期することはできません。
クラウドのみ クラウドのみのモデルは、ユーザがアクセス権を持っている Autodesk Docs プロジェクト フォルダにアップロードされています。ただし、InfraWorks のローカル インスタンスでは開かれていません。 クラウドのみのモデルはローカルにキャッシュされません。 InfraWorks でクラウド専用のモデル タイルをクリックすると、InfraWorks デスクトップ環境でモデルが開きます。 パフォーマンス向上のため、モデルはローカルにキャッシュされます。
クラウド共有 クラウド共有モデルは、Autodesk Docs プロジェクトにアップロードされています。ヒント: このクラウド モデルのキャッシュの場所を確認するには、 にカーソルを合わせます。 クラウド共有モデルのタイルをクリックすると、InfraWorks デスクトップ環境でモデルが開きます。 InfraWorks で開くと、モデルはパフォーマンス向上のためにローカルでキャッシュされます。 必要なアクセス権を持っている場合、クラウド共有モデルを編集してから変更内容を Autodesk Docs プロジェクトと同期し、プロジェクトの他のメンバーがダウンロードできるようにすることができます。キャッシュされたクラウド モデルの場合、クラウドに接続されたままになるため、クラウド モデルがアップグレードされたときに、変更内容の同期を続行できます。 InfraWorks の新しいバージョンでモデルのコピーを使用して作業する場合は、[コピーをアップグレード]を選択できます。このオプションは、モデルのローカル コピーを作成し、すべてのクラウド モデルから切断します。