ボア リング トンネル領域は、連続して配置された一連のリングで構成されます。これらのパラメータは、直径、長さ、回転位置、テーパを定義します。
| パラメータの説明 | コンテンツ パラメータ | パラメータ値 | InfraWorks 設定/読み込み | Inventor | Revit |
|---|---|---|---|---|---|
| 開始直径 | Diameter1 | セグメントの開始位置(x=0、z=0)でのリングの直径です。 | あり/なし | なし | なし |
| 終了直径 | Diameter2 | セグメントの終了位置でのリングの直径です。 | あり/なし | なし | なし |
| 始点の壁の厚さ | WallThickness1 | リングの開始面におけるセグメントの厚さです。 | あり/なし | なし | なし |
| 終点の壁の厚さ | WallThickness2 | リングの終了面におけるセグメントの厚さです。 | あり/なし | なし | なし |
| 始点テーパ | Taper1 | セグメントの開始面における、リングの上部から下部までの垂直オフセットです。 | あり/なし | なし | なし |
| 終了テーパ | Taper2 | セグメントの終了面における、リングの上部から下部までの垂直オフセットです。 | あり/なし | なし | なし |
| セグメント長 | SegmentLength | 開始面の中心(x=0、y=0、z=0)から終了面の中心までの計測距離で計測したセグメントの長さです。 | あり/なし | なし | なし |
| [セグメントの数] | NumberOfSegments | トンネル領域に沿ったセグメントの数です。 | あり/なし | なし | なし |
| 位置の数 | NumberOfPositions | 道路線形との位置合わせを維持するためにリングが回転できる角度位置の数です。これらの角度の増分は、360/NumberOfPositions 度です。 始点テーパが正の値の場合、Z 軸の正の端からパーツの原点を見ると、回転は反時計回りになります。終点テーパが正の値の場合、回転は時計回りになります。 |
あり/なし | なし | なし |
![]() |
![]() |
位置合わせの方向 |
Taper1 |
TunnelDiameter1 |
Taper2 |
TunnelDiameter2 |
WallThickness1 |
SegmentLength |
WallThickness2 |
ボア リング トンネル領域は、連続して配置された一連のリングで構成されます。SegmentLength パラメータは、これらのリング セグメントの間隔を決定します。これらのリング セグメントは、その中心が道路線形とできるだけ一致するように配置されます。
最初のリングはトンネル領域の始点に配置され、領域の始点の線形の接線と位置合わせされます。

リング セグメント |
接線 |
リング バック センター |
位置合わせ |
リング フロント センター |
後続のリングは、各リングの開始面(裏面)が前のリングの終了面(前面)と同一面になるように配置されます。
次に、各リングを回転させることで、リングの前面中心は逸脱を生じさせずできるだけ位置合わせに近づくようになります(以下を参照)。リング セグメント パラメータは、多数の等距離の位置(NumberOfPositions)を定義し、リング内の各位置は、直前のリングの位置と一致する必要があります。
たとえば、位置の数が 6 の場合、回転角度は 0 度、60 度、120 度、180 度、240 度、300 度です。
回転は、リング セグメントの座標系の Y 軸を中心に行われます。パーツのテーパ(面の傾斜)により、各回転角度では、前面中心は線形に対して異なる位置になります。
次のセグメントの回転角度は、スワーブを生じることなく、リングを最も近い線形に位置合わせします。スワーブは、セグメントが非常に狭い曲線により線形から外れ、後続のリングの端が線形に対して収束が早すぎて、反対側に渡ってしまう場合に発生します。

位置合わせ |
|
リング接線(後から前) |
|
リング セグメント |
この問題は、各リングの可能な各位置をチェックし、後続のリングの最小回転半径を決定することで改善されます。この最小回転半径が位置合わせと交差する場合、スワーブが発生する可能性があります。リングに選択される位置は、リングの端が位置合わせに最も近く、スワーブが生じない位置です。すべての位置でスワーブが発生する場合は、最も近い位置が選択されます。