.CLP ファイルの既定のマニング係数(n)値を変更するには

InfraWorks が洪水シミュレーション領域内の三角形にマニング係数(n)を割り当てる方法に関するルールは、C:\ProgramData\Autodesk\InfraWorks\Resources\Standards\Drainage\Common\Rules 内の MaterialMapping2RunoffManningCoeff.clp ファイルにマッピングされます。この .CLP ファイルはテキスト編集アプリケーションで編集できます。

洪水シミュレーション領域を定義すると、InfraWorks によりシミュレーション領域メッシュ内のすべての三角形に独自のマニング係数(n)値が割り当てられます。既定では、洪水シミュレーションを準備するときにマニング係数の条件として[均一]を選択すると、マニング係数(n)値は洪水シミュレーション領域のすべての三角形に対して .02 に設定されます。

ただし、洪水シミュレーションを準備するときに条件として[分散]を指定し、地形を修正したり既存のサーフェス マテリアルに関する情報をキャプチャするためにモデルにカバレッジ エリアを含めると、洪水シミュレーション領域内のカバレッジ エリアと重なる三角形には、そのカバレッジ エリア スタイルで使用されている表示マテリアルに基づいてマニング係数(n)値が割り当てられます。

洪水シミュレーション中に異なるカバレッジ エリア スタイルに割り当てられている[分散]マニング係数(n)値を確認して修正することができるので、異なるカバレッジ エリア マテリアルに割り当てられている n 値をカスタマイズしたり、ユーザが作成したマテリアルのような .CLP ファイルには含まれていないマテリアルのマニングの値を定義することができます。

  1. C:¥ProgramData¥Autodesk¥InfraWorks¥Resources¥Standards¥Drainage¥Common¥Rules に移動します。

  2. テキスト編集アプリケーションで、MaterialMapping2RunoffManningCoeff.clp ファイルを開きます。

  3. .CLP ファイルの 37 行目までスクロールします。.CLP ファイルの 41 行目から 1 行につき 1 つづつ、異なるマテリアルに割り当てられている異なるマニング係数(n)値を確認することができます。たとえば行 41 は、[Material/Roadway/Parking Lane Diamond Tile w_ Center Pattern 1.024w 1.024h]マテリアル スタイルを使用するカバレッジ エリアに対してマニング係数(n)値 0.018 を指定しています。

    .CLP ファイル

  4. 必要に応じて、個々のマテリアルのマニング係数(n)値を修正します。この .CLP ファイルにリストされていないマテリアルのマニング係数(n)値を指定するには、.CLP ファイルの既存の行をコピーし、これをリスト内に貼り付けてから、希望のマテリアルのマテリアル ファイルのパスを更新します。

  5. 更新した MaterialMapping2RunoffManningCoeff.clp を C:¥ProgramData¥Autodesk¥InfraWorks¥Resources¥Standards¥Drainage¥Common¥Rules に保存して、既存のバージョンを上書きします。