Drainage Design for InfraWorks を使用して、流域、カルバート、排水ネットワークをモデル化することができます。解析に基づく設計に降雨コンテンツ データを適用できます。排水ネットワークの個々の排水構造物またはセクションについて、パフォーマンスの確認と解析を行います。沿岸シナリオまたは内陸シナリオに対して洪水シミュレーションのアニメーションをを実行します。既定またはカスタムのコンポーネント パーツ カタログからパイプとコネクタを選択します。これらのカタログは、Drainage Design と Autodesk Civil 3D で共有できます。
Drainage Design for InfraWorks は、構造物のサイズ、マテリアル、配置に関する業界標準に従い、解析に基づく設計ルールを適用します。たとえば、Drainage Design の解析機能は、コンポーネント道路のコンテキストによる配置、勾配、マテリアルに対応します。流入口の位置、支流の領域、側溝のスプレッド、流入口のパフォーマンスの解析では、コンポーネントのマテリアル(流出係数は異なる場合があります)と横断勾配の両方を使用して、嵐の条件下で最適な結果になるように流入口の配置と勾配が調整されます。
これらの設計ルールで使用される主要なデータは、キャンバス内またはスタック上で確認できます。設計上の決定をモデルのニーズに合わせて変更することができます。変更は、キャンバス内またはスタック上で属性を編集して行います。また、コンポーネント パーツ カタログから別のパーツを選択することもできます。
次に示す解析ツールを使用すると、モデル内の主要な排水構造物のパフォーマンスの解析と検査を行うことができます。
Drainage Design には、パイプライン コネクタ(マンホール、流入口、吐き口)用の既定のコンポーネントパーツ カタログが用意されています。このカタログは、Autodesk Civil 3D でも使用できます。両方のアプリケーションがこのカタログのパーツを使用すると、これらのオブジェクトは Civil 3D から InfraWorks に再度読み込まれ、Autodesk Civil 3D の設計作業を維持しながら InfraWorks でリアルなビジュアライゼーションで表示されます(Autodesk Civil 3D に読み込まれたこれらの排水オブジェクトに対して、ユーティリティ タイプが自動的に設定されます)。詳細については、Autodesk Civil 3D オンライン ヘルプの「概要 - Autodesk Civil 3D と Autodesk InfraWorks 間でのデータ交換」を参照してください。
Infrastructure パーツ エディタを使用すると、[舗装排水溝を追加]ツールと[排水溝ネットワークをスケッチ]ツールで使用するためのカスタム パーツ カタログを作成およびパブリッシュできます。InfraWorks モデルを Autodesk Civil 3D に取り込むと、カスタム排水溝ネットワーク パーツが Autodesk Civil 3D でパイプ ネットワーク(排水溝)オブジェクトとして認識されます。「概要 - パーツ エディタ」を参照してください。