小さな河川を高精度で、または大きな流域を高速で識別します。
流域解析は、地形の正方形のグリッドをサンプリングして流域を識別します。[グリッド間隔]と[ストリームのしきい値]は、識別された流域のサイズと直接相関性があります。流域解析を開始する前に[グリッド間隔]または[ストリームのしきい値]を調節して、小さな河川を高精度で識別できるように、または大きな流域を高速で解析できるようにします。
[解析] [排水] (流域)をクリックします。
[流域を作成]パネルの[解析設定]セクションで、[グリッド間隔]コントロールまたは[ストリームのしきい値]コントロールを調整します。
設定 | 注 |
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グリッド間隔 | 河川でサンプリングする正方形グリッドのサイズをコントロールします。値を調整して、サンプリングするグリッド正方形を小さくすると、小さい支流を識別しやすくなりますが、さらに解析が必要になります。たとえば、既定の正方形 30m X 30m を調整して 15m X 15m にすると、解析規模は 4 倍になります。値を大きくすると大きい河川や流域を高速で検索できますが、小さいものを見落とす可能性があります。 |
ストリームのしきい値 | 河川を定義するために使用するグリッド セル数を設定します。値を小さな設定に調整すると、より小さな河川になります。たとえば、河川のしきい値を 100 に設定すると、河川の始点に流れ込む上流グリッド正方形が 100 個以上になったときに、河川が作成されます。100 に設定すると、始点の上流が 90,000 平方メートル(30m x 30m x 100)以上になったときに、河川が作成されます。 |