タイム エディタ(Time Editor)の構成で複数のアニメーション ストーリーを作成する

タイム エディタ(Time Editor)の構成を使用すると、Maya シーン内に複数のバージョンのタイム エディタ(Time Editor)を作成できるため、同じアニメーションのバージョンを複数試すことができます。クリップは、撮影現場で記録したある瞬間のフィルムのようなものです。これを、編集室で他のクリップと組み合わるとムービーができあがります。合成とは、同じムービーの異なるバージョンのようなものです。アニメーション全体のさまざまなバージョンを作成するには、1 つのシーンで複数の合成を作成して、合成間を切り替えることができます。

シーン オブジェクトを動かす場合は各構成が固有のワールドになりますが、アニメーション ソースを使用する場合はそうなりません。

注: 構成を削除すると、その中のすべてのクリップが削除されます。ただし、元のすべてのアニメーションは、タイム エディタ(Time Editor)メニュー バーまたは timeEditor アウトライナ(Outliner)ノード内のソース(Sources)セクションに保持されています。
アクティブな合成はタイム エディタの左上に常に表示されます。
注: 同時にアクティブにできるのは、1 つの合成だけです。

合成を作成するには:

  1. タイム エディタ(Time Editor)ツールバーで、をクリックします。
    新しい合成(New composition)ウィンドウが表示されます。
  2. 新しい合成の名前を入力して、OK をクリックします。新しい合成が合成(Composition)ドロップダウン リストに表示されます。
  3. 新しいアニメーションを 2 番目の合成に読み込みます。オブジェクトをタイム エディタのリストにドラッグ アンド ドロップして、タイム ビューでクリップを作成できます。

同様に、さらに多くの合成を作成して、各合成に異なるアニメーションを追加できます。各合成間で切り替えることによって、別のアニメーションを定義するリストを表示できます。

合成をコピーする

新しい合成を作成する際、トラックは空です。合成をコピーしてそこに含まれるデータを繰り返し使用するには、タイム エディタ(Time Editor)ツールバー合成の複製(Duplicate Compositions) ボタンをクリックします。Maya Creative シーンの他の部分で使用したアニメーション ソースを繰り返し使用する方法については、「タイム エディタ(Time Editor)のアニメーション ソース」内の「アニメーション ソースの再利用」セクションを参照してください。