ロール(Roll)およびピッチ(Pitch)アトリビュートを開くには
- キャラクタのスケルトンを選択した状態で、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)から HIKproperties タブを選択します。
絶対(Absolute)モードまたは相対(Relative)モードを選択できます。
- 相対(Relative)モード: HIK によって生成されたロールの量を管理します。
- 絶対(Absolute)モード: ユーザ生成および HIK 生成の両方のロール量を処理します。
注: 次の設定は、ボディの左側と右側に適用されます。
- 左脚/右脚/左腕/右腕全体ロール抽出(Left Leg/Right Leg/ Left Right/Right Arm Extract Full Roll)
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ロール ノードを使用すると、キャラクタの上腕、下腕、上腿、および下腿のボーンをマッピングできます。HIK ソルバで子ロール ノードを持つノードにロール回転を適用すると、ロール回転のパーセンテージが親ノードから抽出されて、代わりに子ロール ノードに適用されます。このプロセスをロール抽出と呼びます。ロール抽出は、二足歩行および四足歩行の腕や足が軸を中心に回転する実際の動作をシミュレートします。これを使用して、さらに手足に沿ったより適切な位置からスキンのデフォメーションをコントロールすると、スキニングしたキャラクタ用に作成するアニメーションのリアルさを高めることができます。
リムごとに最大 5 つのリーフ ロール ボーンをマップすることができます。すべてのリーフ ロール ボーンは同じリムのボーンの子になります。ボーンに沿ったリーフ ロール ボーンの配置と、リーフ ロール ボーンごとの回転率は、リムごとのリーフ ロール ボーンの数によって決まります。リムに複数のリーフ ロール ボーンがある場合、回転率はボーン間で等分されます。「ロール ボーン動作を定義する」も参照してください。
- 左/右脚ロール(Left/Right Leg Roll)の設定
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ロールの設定では、一定のパーセンテージのロール軸の運動を受け取るボーンを指定できます。たとえば、モデルの前腕にロール ボーンが含まれる場合、Left ForeArm Roll または Right ForeArm Roll 設定を使用してロール アニメーションの一部をロール ボーンに転送できます。
- リムからロール オブジェクトに転送するロールの量(既定設定は 60%です)を指定するには、次を目安にパーセンテージを設定します。
- 100%の場合、すべてのロールがオリジナル リムからロール ボーンに転送され、ロール ボーンとその親が動きます。
- 50%の場合、ロールはリムとロール ボーンとの間で均等に配分されます。
- 0%の場合、ロールは残りのリムにまったく転送されず、ロール ボーンのみが動きます。
- 左/右膝/肘のピッチ軸を無効(Left/Right Knee/Elbow Kill Pitch)
- Kill Pitch オプションは、左または右の膝や肘のピッチ軸を削除します。
- このオプションは、特定のコンテキストで、肘や膝でロールを射出しない理由がある場合に便利です。肘と膝を、メインのフォールド軸中心の回転のみを行う完全なヒンジのように動作させたい場合は、ピッチ軸を無効(Kill Pitch)の設定を使用して、膝と肘で許容されないピッチ値をすべて破棄します。