HumanIK フロア コンタクト(Floor Contact)のアトリビュート

フロア コンタクト(Floor Contact)のアトリビュートを開くには

定義されたフロア(床面)に接触するキャラクタを作成する場合、2 つのコンポーネントが必要です。1 つ目は、キャラクタの手、足、指、足指のどの部分がフロアと相互作用するかを定義するフロア コンタクト マーカーと手足の指先マーカーです。2 つ目は、キャラクタに割り付けられる、フロアのレベルと方向を表わす 1 つのオブジェクトです。

キャラクタの手足のフロア コンタクトをアクティブにし、定義すると、これらのマーカーが接触する実際のフロアをカスタマイズすることができます。フロアを定義しないと、キャラクタの手足は、Y 軸が 0 のプレーンをフロアと見なします。

足(Feet)

足のフロア コンタクト(Feet Floor Contact)を有効にすると、モデルの足が床を通り抜けるのを防ぐことができます。足のフロア コンタクトのセットアップ フォルダ内のオプションを使用して、足がフロアとどのように接触するのかを調整できます。

手(Hands)

手のフロア コンタクト(Hands Floor Contact)を有効にすると、モデルの手が床を通り抜けるのを防ぐことができます。
手の接触タイプ(Hand Contact Type)
キャラクタの両手とフロア コンタクトを定義するために使用するマーカーの数と方向を定義できます。
オプション 動作
通常(Normal) 6 個のマーカーがそれぞれの手のフロア コンタクトを定義します。中間のマーカーが指の付け根の位置を定義します。
手首(Wrist) 4 個の点がそれぞれの手のフロア コンタクトを定義します。手のマーカーは、それぞれの手の平の周囲に表示されます。
指のベース(FingerBase) 4 個の点がそれぞれの手のフロア コンタクトを定義します。手のフロア コンタクト マーカーは、それぞれの手の指の周囲に表示されます。
蹄(Hoof) 4 個の点がそれぞれの手のフロア コンタクトを定義しますが、その点は 90°の角度を向いているため、馬などの蹄を持った動物タイプに対するフロア コンタクトを定義します。これらのコンタクト マーカーは 180°の移動ができます。
手の指の接触モード(Hand Finger Contact mode)
指がフロアに触れたときにどのように動作するのかを選択できます。
オプション 動作
スティッキー(Sticky) それぞれの指が、接触が起こった場所に正確に突き刺さります。
スプレッド(Spread) フロアと触れたときに、指を広げて接触した指の部分を損なわないようにします。それぞれの指のルートに対して回転が適用されます。
スティッキーおよびスプレッド(Sticky & Spread) Sticky と Spread の両方の指動作を平均化します。
手のフロア ピボット(Hand Floor Pivot)
手がフロアと接触した場合、ピボットとして扱う手の部分を定義できます。
オプション
動作
自動(Auto) 既定のオプションで、手首と指の優先順位を等しくします。手がフロアと接触した場合、手首は後方に移動させられ、指は前に押されます。
手首(Wrist) 手首に優先順位を与え、手首を手のフロア コンタクトの回転軸ポイントとして定義します。指がフロアと接触した場合、床定数に対する手首の軌跡を保つために指は前に移動させられます。
指(Fingers) 指に優先度を与え、これをピボットとして使用します。指がフロアと接触すると、手首は後方にトランスレーションして指はフロアにしっかりと固定されます。
手の接触の固さ(Hand Contact Stiffness)

手のどのような部分でもフロアと接触したとたんに、手がどの程度の早さでどの程度こわばるのかを定義します。

たとえば、既定の設定を使用し、手の接触の固さ(Hands Contact Stiffness)だけを 100% に調整すると、指がフロアに触れたとたんに手は動きを停止します。50% にすると、フロアと触れた後でも手は徐々に移動します。

指の接触の固さ(Finger Contact Stiffness)
指のフロア コンタクト マーカーがフロアに触れたときの、不自然な指の回転を訂正します。100% の場合、指の接触の固さ(Finger Contact Stiffness)は指が不自然な方向に回転することを防ぎます。