スキン ツールと Maya の統合と互換性

このセクションでは、スキン ツールが Maya のネイティブ機能とどのように連携し、場合によってはオーバーライドするかについて説明します。

クリーンアップと削除の動作

スキン ツール カスタム ノードは関連する skinCluster が削除またはアンバインドされると自動的に削除されます。

次の標準的な Maya 操作を行うと、自動クリーンアップが実行されます。

  • スキン > スキンのバインド解除(Skin > Unbind Skin) (削除オプション)
  • スキン > スキンのバインド解除(Skin > Unbind Skin)(ベイク オプション)
  • アウトライナ(Outliner)またはノード エディタ(Node Editor)で skinCluster ノードを直接削除する
  • 編集 > 種類ごとに削除 > ヒストリ (Edit > Delete by Type > History) (skinCluster を削除する場合)

スキン ツール データを手動でクリーンアップする必要はありません。

優先スキン ウェイト ペイント ツール

スキン > スキン ウェイト ペイント(Skin > Paint Skin Weights)を選択したときに起動するツールを選択できます。

基本設定 > アニメーション > リギング(Preferences > Animation > Rigging)スキン ウェイト ペイント(Paint Skin Weights Tool)設定には、次のオプションがあります。

  • クラシック スキン ウェイト ペイント ツール(Paint Skin Weights Tool) (既定)
  • スキン ツール スキン ウェイト ペイントツール(Skin Tools Paint Skin Weights Tool)

この基本設定により、スキン(Skin)メニューからスキン ウェイト ペイント(Paint Skin Weights)コマンドを実行したときにどのツールが開くかが決まります。

Maya ツールとの互換性

一部のネイティブ Maya スキニング ツールは、スキン ツールのレイヤ システムと互換性がありません。これらのツールはベース スキン クラスタを直接操作するため、レイヤ データをバイパスまたは破損させる可能性があります。レイヤが存在する場合、これらのツールはブロックされ、ユーザーに適切なスキン ツールのワークフローを使用するよう促すエラー メッセージが表示されます。

互換性のない Maya ツール 推奨されるスキン ツールの代替機能
クラシック スキン ウェイト ペイント ツール スキン ツールのペイント インターフェイスを使用します。
最大インフルエンス数の設定 ウェイトのペイント/設定(Paint/Set Weights)またはエフェクト(Effects)タブのインフルエンス制限設定を使用します。
スキン ウェイト ハンマー(Hammer Skin Weights) スキン ツールのペイント(Paint)タブにあるスムージング ツールを使用します。
スキン ウェイトの貼り付け(Paste Skin Weights) スキン ツールのコピー(Copy)貼り付け(Paste)機能を使用します。
ウェイトをインフルエンスへ移動(Move Weights to Influences) ウェイトをインフルエンスへ移動(Move Weights to Influences)を使用する前に、スキン ツールのレイヤをベイク処理または削除します。
ウェイト マップの読み込み(Import Weight Maps) ウェイト マップを読み込む前に、スキン ツールのレイヤをベイク処理または削除します。
スキン ウェイトのミラー(Mirror Skin Weights) スキン ツールのミラー機能を使用します(ペイント(Paint)タブまたはミラー(Mirror)タブの操作のインタラクティブ ミラー(Interactive Mirror))。
ジオメトリの入れ替え(Substitute Geometry) ジオメトリの入れ替え(Substitute Geometry)を使用する前に、スキン ツールのレイヤをベイク処理または削除します。ジオメトリ間でレイヤ化されたスキン データを転送するには、スキン ツールの 書き出し(Export)および読み込み(Import)機能を使用します。
スキン ウェイトの正規化(Normalize Skin Weights) 不要です。スキン ツールが自動的に正規化を行います。

強化された Maya コマンド

スキン ウェイトのスムーズ(Smooth Skin Weights)

メニューの場所: スキン > スキン ウェイトのスムーズ(Skin > Smooth Skin Weights)

スキン ウェイトのスムーズ(Smooth Skin Weights)コマンドは既定でスキン ツールのスムージング アルゴリズムを使用します。方法(Method)オプションで旧式(Legacy)の方法に切り替えることができます。

スキン ツールの方法を使用する場合:

  • skinCluster にスキニング レイヤが存在しない場合は、スムージング処理のために一時レイヤが作成され、処理後に削除されます。
  • skinCluster にスキニング レイヤが 1 つのみ存在する場合は、そのレイヤがスムージングされます。
  • skinCluster に複数のスキニング レイヤが存在する場合は、スキン ツール インターフェイスのスムージング ツールを使用するよう指示するエラーが表示されます。

複数のスキニング レイヤを使用する場合にウェイトをスムージングするには、次を使用します。

  • ペイント(Paint)タブのスムーズ(Smooth)ブラシ
  • ウェイトの設定(Set Weights)セクションのスムーズ(Smooth)モード。

スキン ツールのスムージングはレイヤ単位で実行され、レイヤ ベースのワークフローに対応しています。

スキン ツール方法使用時の動作:
  • レイヤなし(No Layers): 操作用に一時的なレイヤが作成され、その後削除されます。
  • 単一レイヤ(Single Layer): 既存の単一レイヤに対して直接スムージングが適用されます。
  • 複数レイヤ(Multiple Layers): エラーが生成され、ユーザーはスキン ツール UI でスムージングを適用する特定のレイヤを選択するよう促されます。

既定のスキン ウェイトをリセット(Reset Default Skin Weights)

skinCluster にスキニング レイヤが存在する場合、スキン > 既定のスキン ウェイトをリセット(Skin > Reset Default Skin Weights)を実行すると、リセット前にスキン レイヤをベイク処理するように求めるプロンプトが表示されます。

確認すると、次の処理が実行されます。

  1. スキン レイヤがベイク処理されます。
  2. 既定のスキン ウェイトが復元されます。
  3. スキン レイヤが再初期化されます。

これにより、リセット処理中にも、レイヤ化されたデータが適切に保持されます。