原則として、最新のグラフィックス カード ドライバおよびハードウェアを使用しているときに Maya の動作効率は最大になります。ご使用のハードウェアがサポートされているかどうかを確認するには、「Maya 認定ハードウェア(Maya Certified Hardware)」のリストを参照してください。
パフォーマンスを最適化するために、以下の操作を行うと効果的です。
シーンをオーバーラップしてない長方形のグリッドに分割すると、区画ごとに計画することができるのでレイヤーの可視性を設定するのに役立ちます。ただし、Maya では、前、後、サイドのフラスタム カリングがプロジェクトごとに実行されます。したがって、三角形が 1 つ表示されても Maya ではすべてが描画されます。
理想的な解決方法は、ディペンデンシー ループを見つけて除去することです。ディペンデンシー ループは見つけにくい場合があります。たとえば、A が pointConstraint B によって移動され、B はターゲット C を使用し、ターゲット C の親が D であり、D はエクスプレッション E によって回転され、エクスプレッション E の入力は F であり、F は G によって制約(コンストレイント)され、その G が A の子オブジェクトであるという複雑なケースも考えられます。1 つのヒントとして、数多くの異なるノード上のアトリビュートに対して出力を行うエクスプレッションに注意します。
つまり、複雑なシーンは評価に時間がかかるため、ファイルのロードに時間がかかることがあります。
(注:Windows の Maya の 64 ビット バージョンではこの問題の発生を防ぐのに十分なメモリ空間を提供しています。)
ポリゴン描画キャッシュを無効にして、大容量ファイルをより簡単にロードすることもできます。MAYA_DISABLE_POLYGON_DRAW_CACHE という名前の環境変数があります。ポリゴン描画キャッシュを無効にするには、この変数を 1 に設定します。
ポリゴン描画キャッシュを無効にすると、インタラクティブな描画パフォーマンスが遅くなります。この環境変数を 1 に設定したままにせず、この問題が発生するファイルで作業する場合にのみ変数を設定することをお勧めします。
「評価マネージャを使用してパフォーマンスを向上させる」を参照し、評価マネージャ(Evaluation Manager)を使用してキャラクタ リグの再生と操作の両方の速度を向上する方法を確認してください。新しいシステムは、使用可能なコンピューティング リソース(コアとグラフィックス プロセッサ)を活用するためにマルチスレッド化されています。
プロファイラ(Profiler)を使用します。プロファイラ(Profiler)では、各プロセスが使用する時間の長さを記録してグラフに示すことにより、シーンのパフォーマンスのボトルネックを特定することができます。詳細については、「シーンをプロファイルしてパフォーマンスを向上させる」を参照してください。
スペース バーを押すかパネル(Panels)メニューを使用して、現在のビュー構成を変更します。これで、すべてのパネルが正常に描画されるはずです。直前の構成に戻るには、スペース バーをもう一度押すか、パネル(Panels)メニューで該当するエントリを選択します。