FBX MEL スクリプティング

この章では、Maya の MEL コマンドを使用した FBX スクリプティングに必要なスクリプトを紹介します。

すべての Maya FBX プラグインの MEL コマンドは、FBX という接頭辞で始まります。エラー状態になると、スクリプト エディタ(Script Editor)ウィンドウにエラー メッセージが表示されます。Maya FBX Plug-in によって登録されている MEL コマンドは、プラグイン マネージャ情報(Plug-in Manager information)ダイアログ ボックスにリスト表示されます。

Maya FBX プラグインのほぼすべてのオプションに対応するスクリプト コマンドが用意されています。また、特定のスクリプト ワークフローで使用するスクリプト コマンドが存在しない場合にも、FBXProperty を使用することができます。FBXProperty で、そうしたコマンドにアクセスすることができます。 FBXProperty コマンドで、FBX plug-in のユーザ インタフェース上のすべてのオプションを使用できます。

コマンド 修正される問題
FBXProperties このコマンドでは、使用可能な読み込みおよび書き出し用のプロパティをリストします。このコマンドは、プロパティのパス、タイプ、現在の値を返します。プロパティが Enum の場合には、可能な値すべてが返されます。
FBXProperty Import|IncludeGrp|LightGrp|Light -v true; このコマンドは、読み込みの値を true に設定する場合に使用します。
FBXProperty Import|IncludeGrp|LightGrp|Light -q; このコマンドは、読み込みの値を照会する場合に使用します。
FBXProperty Export|IncludeGrp|LightGrp|Light -v true; このコマンドは、書き出しの値を true に設定する場合に使用します。
FBXProperty Export|IncludeGrp|LightGrp|Light -q; 書き出しの値を照会するには、このコマンドを使用します。
注:

FBX ファイルを読み込む

スクリプトを使用して FBX ファイルを読み込む場合に、FBX ファイルにテイクが含まれていなければ、標準のファイル(File)(...)を使用します。特定のテイクを読み込む場合は、「FBX 読み込み MEL コマンド」セクションに記載された FBXImport を使用します。