カーブ > 接線の投影(Curves > Project Tangent)を選択したときの動作を設定するには、次のオプションを使用します。
接線(Tangent)を選択すると、サーフェスの接平面と交差する部分に接線ベクトルを投影してカーブを変更できます。したがって、カーブのシェイプには大きな変化を与えずに、サーフェスと交差する始点または終点だけに必要な調整を行うことができます。
曲率(Curvature)を選択すると、カーブの接線と曲率が、接線ベクトルの方向にサーフェスと連続的になるよう調整されます。曲率スケール(Curvature Scale)を調整するためのマニピュレータがカーブ上に表示されます (曲率オプションを選択すると、オプション ウィンドウにも曲率スケール(Curvature Scale)フィールドとスライダが表示されます)。
接線の位置合わせ方向(Tangent Align Direction)オプションを使用すると、カーブの接線ベクトル方向の反転、または交差するサーフェスまたは 2 つのカーブの U または V パラメータ方向と接線ベクトルの位置合わせを実行できます。
U または V を選択して、カーブの調整に使用する接線を選択します。U はサーフェスまたは 2 番目に選択したカーブの U 方向です。V は、サーフェスまたは 3 番目に選択したカーブの V 方向です。
法線(Normal)は接線平面の法線ベクトルです。カーブをサーフェスまたは 2 つのカーブと直交させる場合は、法線(Normal)オプションを選択します。このオプションを選択すると、カーブがサーフェスに直交するため、カーブとサーフェス間の接線の連続性は失われます。
法線(Normal)を選択すると、カーブの調整方法が法線モードに変わります。通常の接線投影操作に戻るには、接線位置合わせ方向として U または V を選択します。
方向の反転(Reverse Direction)オプションのオン/オフを切り替えると、接線ベクトルの方向が逆方向を指すようになります。すなわち、現在の接線スケール係数に -1.0 が掛けられます。
接線スケール(Tangent Scale)スライダには、接線のスケール係数が表示されます。接線をスケールすると、接線ベクトルの方向は変わらずに接線ベクトルの長さが調整されます。負のスケール値を指定すると、接線ベクトルの方向が反転します。
接線の回転(Tangent Rotation)スライダには、接線の回転角度が表示されます。接線の回転角度を変更すると、サーフェスの交差によって定義される接線平面上で接線ベクトルが回転します。
接線の位置合わせ方向(Tangent Align Direction)が法線(Normal)の場合、接線の回転(Tangent Rotation)はできなくなります。接線の回転(Tangent Rotation)の値を変更すると、カーブの接線はサーフェスまたは他の 2 つのカーブと連続的でなくなります。
カーブ接線を投影する場合は、調整するカーブを最初に選択してから、カーブの始点または終点と交差するサーフェスまたは他の 2 つのカーブを選択します。接線オプションを選択すると、サーフェスとの交差ポイントの接線ベクトルがサーフェスの接面に投影され、カーブのシェイプが調整されます。
オプション ウィンドウのコンストラクション(Construction)で曲率(Curvature)オプションを選択した場合は、カーブの接線ベクトルと同一方向にあるサーフェスまたは他の 2 つのカーブとの間で接線と曲率の連続性が確立されます。
曲率スケール(Curvature Scale)の値を変更すると、カーブまたはサーフェスの交差ポイントで接線または曲率が変わらないようにカーブが調整されます。たとえば、カーブの終点でカーブのシェイプを変更すると、カーブの終点にある 2 つの CV を結ぶライン(接線ベクトル ラインなど)に沿って、3 つ目の CV がカーブの終点から移動されます。このような調整によってカーブの終点の曲率は変更されず、カーブの接線ベクトルだけが調整されます。
投影後にオリジナル カーブを維持します。