サーフェス レンダリングのスピードを上げる
次のいずれかを実行します。
オブジェクトの
アトリビュート エディタ(Attribute Editor)
で、既定の両面サーフェスではなく、片面サーフェスを使用します。Maya ハードウェア レンダラでは、最大のスピード向上が得られます。
大きなサーフェスをテッセレーションするには大量のメモリを必要とするため、1 つの大きなサーフェスではなく、極力複数の小さなサーフェスを使用します。小さなサーフェスほど効率的にレンダーされます。
Maya ソフトウェア レンダリングと Maya ハードウェア レンダリングの場合、ディスプレイスメント マッピングの代わりに、バンプ マッピングを使用します。
Maya ソフトウェア レンダリングの場合は、バンプ マップをより平坦にします。これを行うには、
アルファ値のゲイン(Alpha Gain)
アトリビュートの値を下げます。これによってバンプ マップが滑らかになり、適用可能なシェーディングのサンプル数を低減できます。この方法は、
エッジのアンチエイリアシング(Edge Anti-aliasing)
が
最高精度(Highest Quality)
に設定されている場合にのみ有効です。
アルファ値のゲイン(Alpha Gain)
アトリビュートの値を下げると、テクスチャのバンプ マップがより平坦になります。
Maya ソフトウェア レンダリングでディスプレイスメント マップを使用する場合は、
ディスプレイスメント バウンディング ボックスの使用(Use Displacement Bounding Box)
をオンにします。
Maya ソフトウェア レンダリングでは、可能な限り、レイヤ シェーダに代わってレイヤ テクスチャを使用します。(詳細については、「
レイヤ シェーダ(Layered Shader)
」および「
2D および 3D テクスチャ
」を参照してください)。
Maya ソフトウェア レンダリングでシーンをレイ トレーシングする場合は、
反射の最大値(Reflection Limit)
と
屈折の最大値(Refraction Limit)
を許容される結果が生成される最小値に設定します。
Maya ソフトウェア レンダリングを使用しているときに同じサーフェスが再テッセレーションされるのを回避するには、
レンダー設定(Render Settings): Maya ソフトウェア(Maya Software)タブ
で
メモリおよびパフォーマンス オプション > テッセレーション(Memory and Performance Options > Tessellation)
を選択し、
ファイル キャッシュの使用(Use File Cache)
を選択します。
ファイル キャッシュの使用(Use file cache)
を選択すると、ジオメトリ データはシステムの一時フォルダ内のファイルに保存されます。
オペレーティング システム
一時フォルダの場所
Windows
環境変数 TEMP で定義されているフォルダ
正確な場所を検索するには、
echo %TEMP%
を使用
macOS
環境変数 TMPDIR で定義されているフォルダ
正確な場所を検索するには、
echo $TMPDIR
を使用
キャッシュ ファイルの保存場所を変更するには、環境変数 TMPDIR または TEMP の参照先を変更します。システム設定で環境変数 TMPDIR または TEMP を変更しないでください。代わりに、これらの変数をターミナル ウィンドウまたはコマンド ウィンドウで設定し、デスクトップ アイコンからではなく、そのウィンドウから Maya を起動します。この操作を頻繁に行う場合は、Maya を起動する前にこれらの変数を設定するスタートアップ スクリプトを作成することを推奨します。
親トピック:
全体的なレンダリング スピードを上げる