confirmDialog command

概要

confirmDialog [-annotation string] [-backgroundColor float float float] [-button string] [-cancelButton string] [-defaultButton string] [-detailedMessage string] [-dismissString string] [-icon string] [-message string] [-messageAlign string] [-parent string] [-title string]

confirmDialog は、取り消し可能、照会不可能、および編集不可能です。

confirmDialog コマンドは、ユーザに対するメッセージを含むモーダルダイアログと、そのダイアログを却下するための変数のボタンを作成します。このダイアログは、何かボタンを押したとき、またはウィンドウメニューから「閉じる」を選ぶと却下されます。ボタンを押した場合は、選択したボタンの名前が返されます。「閉じる」を選んでダイアログを閉じた場合に返される文字列は、 dismissString フラグで指定されます。

引数が指定されていない場合の既定の動作は、空の単一のボタンダイアログを作成するように指定されています。

戻り値

string

ダイアログを却下する方法を示します。ボタンを押すと、ボタンのラベルが返されます。ダイアログボックスが閉じている場合は、フラグの値 dismissString が返されます。

フラグ

annotation, backgroundColor, button, cancelButton, defaultButton, detailedMessage, dismissString, icon, message, messageAlign, parent, title

ロングネーム(ショートネーム) 引数タイプ プロパティ

-annotation(-ann) string

ボタンの注釈を設定します。

-backgroundColor(-bgc) float float float

ダイアログのバックグラウンドカラーです。引数は、赤、緑、青のカラー成分に対応しています。それぞれの成分の値は、0.0～1.0 です。(Windows のみのフラグです)。

-button(-b) string

指定した文字列がテキストとして表示されるボタンを作成します。

-cancelButton(-cb) string

[Esc]キーを押すと[キャンセル(Cancel)]ボタンがアクティブになります。このフラグはボタンを作成するのではなく、 button フラグで作成されたボタンのうちどれを[Esc]キーに対応させるかを指定するだけであることに注意してください。

-defaultButton(-db) string

[Enter]キーを押すと既定のボタンがアクティブになります。このフラグはボタンを作成するのではなく、 button フラグで作成されたボタンのうちどれを[Enter]キーに対応させるかを指定するだけであることに注意してください。

-detailedMessage(-dm)

2026

string

ダイアログに表示される詳細なメッセージテキストです。スクロールバーは、詳細なメッセージテキストが使用可能なスペースを超えた場合に表示されます。

-dismissString(-ds) string

ユーザがウィンドウマネージャのメニューから[閉じる]を選択すると返される文字列です。このフラグが設定されていない場合は、文字列「dismiss」が返されます。

-icon(-icn) string

ユーザは 4 つの標準アイコン「question」、「information」、「warning」、「critical」のいずれかを指定できます。question アイコンは、メッセージが質問であることを示します。information アイコンは、メッセージがただの情報であることを示します。warning アイコンは、メッセージが警告であるが処理可能なことを示します。critical アイコンは、メッセージが危機的な問題を伝えていることを示します。アイコンフラグがない場合は、確認ダイアログにアイコンを含めたくないと判断されます。

-message(-m) string

ダイアログに表示されるメッセージテキストです。

-messageAlign(-ma) string

メッセージを左、中心、または右に揃えます。

-parent(-p) string

ダイアログの親ウィンドウを指定します。ダイアログは親ウィンドウの中央に配置され、親ウィンドウの動きにつれて上下します。既定では、ダイアログは特定のウィンドウにはペアレント化されておらず、画面の中央に配置されます。

-title(-t) string

ダイアログのタイトルです。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます	フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます	コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例


// Create an empty single button dialog.
//

confirmDialog;


// Create a basic Yes/No dialog.
//

confirmDialog -title "Confirm" -message "Are you sure?"
    -button "Yes" -button "No" -defaultButton "Yes"
    -cancelButton "No" -dismissString "No";

confirmDialog -title "Example" -message "Brief Message"
    -detailedMessage "Detailed Message";

コマンド (MEL)	Python バージョン
confirmDialog	カテゴリ内: ウィンドウ