ジャンプ先: 概要. 戻り値. キーワード. フラグ. MEL 例.

概要

mayaDpiSetting [-mode uint] [-realScaleValue] [-scaleValue float] [-systemDpi]

mayaDpiSetting は、取り消し不可能、照会可能、および編集不可能です。

システム DPI またはカスタム スケール設定に基づいて Maya インタフェースをスケーリングするか、スケーリングを行いません。Maya を再起動しないと、変更が有効にならないことにご注意ください。

mayaDpiSetting コマンドは、macOS では使用できません。Maya UI のスケーリングを変更するには、システムのスケーリングを使用する必要があります。

戻り値

int照会されたスケール モードまたはシステム DPI 値
float照会された定義済みスケールまたは実際のスケール

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

キーワード

mayaDpiSetting, dpi

フラグ

mode, realScaleValue, scaleValue, systemDpi
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
-mode(-m) uint createquery
インタフェースのスケーリング モードを指定します。
  • 0 - システム DPI ベースのスケーリング
  • 1 - カスタム スケーリング(「-scaleValue」フラグとともにカスタム スケール値を指定する必要があります)
  • 2 - スケーリングなし
-realScaleValue(-rsv) query
これは、現在のスケーリング モードと定義されたスケール値に応じて実測スケール値を返す、照会モード専用のフラグです。
  • モード 0 - 現在のシステム DPI と既定のシステム DPI の比を示す、現在の実測スケール値を返します。
  • モード 1 - 定義されたスケール値に、現在のシステム DPI と既定のシステム DPI の比を掛けた積である、現在の実測スケール値を返します。
  • モード 2 - 常に 1.0 を返します(スケーリングモードがスケーリングなしの場合、実測スケールが100% であることを示します)。
-scaleValue(-sv) float createquery
スケーリング モードが 1 の場合は、インタフェースのカスタム スケールを指定します。使用できる値は 1.0、1.25、1.5、2.0 です。照会モードの場合は、現在のスケーリング モードに応じてスケール値を返します。
  • モード 0 - 常に 1.0(100%)を返します。
  • モード 1 - 使用されているカスタム スケール値を返します。
  • モード 2 - 常に値 1.0(カスタム スケールなし)を返します。
-systemDpi(-sd) query
これは、現在のシステム DPI 値を返す、照会モード専用のフラグです。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例


// Set the scale mode to system dpi based scaling.
mayaDpiSetting -mode 0;

// Set the interface scaling to 150% custom scaling.
mayaDpiSetting -mode 1 -scaleValue 1.5;

// Disable the interface scaling.
mayaDpiSetting -mode 2;

// Query the current scaling mode.
mayaDpiSetting -q -mode;

// Query the current defined scale value.
mayaDpiSetting -q -scaleValue;

// Query the system dpi value.
mayaDpiSetting -q -systemDpi;

// Query the current real scale value.
mayaDpiSetting -q -realScaleValue;