playblast

ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. MEL 例.

概要

playblast [-activeEditor] [-cameraSetup string string] [-clearCache boolean] [-codecOptions] [-combineSound] [-completeFilename string] [-compression string] [-editorPanelName string] [-endTime time] [-exposure float] [-filename string] [-forceOverwrite] [-format string] [-frame time] [-framePadding int] [-gamma float] [-height int] [-indexFromZero] [-offScreen] [-offScreenViewportUpdate] [-options] [-partialSave boolean] [-percent int] [-quality int] [-rawFrameNumbers] [-replaceAudioOnly] [-replaceEndTime time] [-replaceFilename string] [-replaceStartTime time] [-sequenceTime boolean] [-showOrnaments boolean] [-sound string] [-startTime time] [-throwOnError] [-useTraxSounds] [-viewer boolean] [-width int] [-widthHeight int int] filename

playblast は、取り消し可能、照会不可能、および編集不可能です。

プレイブラスト コマンドは、プレイブラストが発生しているかどうかをユーザがモニタできるように、「playblasting」という条件を登録します。この条件は、API (MConditionMessage)またはスクリプト(scriptJob と条件コマンド)を使用してモニタできます。

戻り値

フラグ

ロング ネーム(ショート ネーム)	引数タイプ	プロパティ
-activeEditor(-ae)
このフラグはプレイブラストで使用される現在のモデル エディタを返します。プレイブラスト自体を起動することはありません。
-cameraSetup(-cs)	string string
カメラのセットアップに関する情報。1 番目の文字列は、カメラ セットアップ MEL プロシージャを定義します。カメラ セットアップ プロシージャは、プレイブラストの実行前に起動されます。2 番目の文字列引数はカメラ識別子として使用されるもので、最終的な出力ファイル名を指定するために、ルート ファイル名にアペンドされます。引数に文字列のペアが提供されていない場合、このコマンドは失敗します。
-clearCache(-cc)	boolean
true に設定すると、以前のすべての一時プレイブラスト ファイルが削除されてから新規プレイブラスト ファイルが作成され、残りの一時プレイブラスト ファイルはアプリケーションの終了時に削除されます。ユーザが名前を明確に指定したプレイブラスト ファイルは削除されません。
-codecOptions(-co)
プレイブラスト コーデック オプションを設定するための OS 固有のダイアログが表示され、プレイブラストは実行されません。
-combineSound(-csd)
トラックス サウンドを 1 つのトラックに結合します。サウンドのパラメータが調和していない場合、サウンドが強制的にリサンプルされることがあります。
-completeFilename(-cf)	string
設定されている場合、この文字列は出力イメージの正確な名前を表します。-f/filename フラグ タグと対称的に、-cf/completeFilename はファイル名の末尾にこれ以上数字や拡張子文字列をアペンドしません。また、プレイブラストはイメージの表示後、これをディスクから削除しません。このフラグは、-f/filename と一緒に使用できません。
-compression(-c)	string
ムービー ファイルに使用される圧縮方法を指定します。システムで利用可能な設定を確認するには、「playblast -options」コマンドを使用します。これにより、サポートされる圧縮形式でシステム固有のダイアログが表示されます。 「format」フラグが「image」の場合は、このフラグを使用して目的のイメージ フォーマットで渡します。format が「image」で圧縮フラグが省略されている場合、レンダー グローバル プリファレンス(-format を参照)で指定した出力フォーマットが使用されます。圧縮を「none」に設定している場合は、iff イメージ フォーマットが使用されます。
-editorPanelName(-epn)	string
このオプションのフラグは、プレイブラストで使用されるモデル エディタまたはパネルの名前を指定します。名前を指定しない限り、現在のモデル エディタまたはパネルはプレイブラストに使用されません。フラグの使用法は起動元のプレイブラストによって異なります。
-endTime(-et)	time
プレイブラストの終了時間を指定します。既定は、タイム スライダに表示されている再生範囲の終了時間です。-frame によって変換。
-exposure(-exp)	float
指定した露出値をプレイブラスト出力に適用します。この値は、プレイブラストに使用するモデル エディタのツールバーの診断の露出設定を使用して、インタラクティブにプレビューできます。
-filename(-f)	string
プレイブラストの出力に使用するファイル名。そのファイルがすでに存在する場合は、プレイブラストをインタラクティブに実行するかどうかを確認するボックスが表示されます。コマンド ラインからプレイブラストを実行した場合にファイルがすでに存在すると、異常終了します。
-forceOverwrite(-fo)
「-f」フラグで指定したものと同じ名前の既存プレイブラスト ファイルを上書きします。
-format(-fmt)	string
プレイブラスト出力のフォーマット。 値 説明 「movie」 このオプションでは、プラットフォーム固有の既定のムービー フォーマットが選択されます。 Linux および Mac OSX の既定のムービー フォーマットは QuickTime です。 Windows の既定のムービー フォーマットは Audio Video Interleave です。 「webm」 フォーマットを Web Media File(全プラットフォーム)に設定します。 「avi」 フォーマットを Audio Video Interleave (Windows のみ)に設定します 「qt」 フォーマットを QuickTime (全プラットフォーム)に設定します。 「avfoundation」 AVFoundation でムービーを書き込みます(Mac 版のみ)。 「image」 イメージ ファイルのシーケンスを出力します。 イメージ フォーマットは、ウィンドウ(Window) > レンダー エディタ(RenderEditors) > レンダー設定(RenderSettings) > 共通(Common)タブを使用して指定した出力フォーマットになります。出力ファイルでは、「myFile.0007.iff」のように、フレーム番号を追加し、プリフィックスとして「-f」フラグの値を使用します 「iff」 「image」と同じ -fmt/format フラグの既定値は「movie」です。選択したフォーマットによっては、プラットフォーム固有の既定のアプリケーションを使用して結果が表示されます。イメージ シーケンスの場合、既定のアプリケーションは「fcheck」です。ムービーの場合、既定のアプリケーションはそれぞれ、Windows Media Player (Windows)、QuickTime Player (Mac OSX)、Lqtplay (Linux)です。ユーザは Maya のアプリケーションのプリファレンスを使用して別のアプリケーションを指定することができます。
-frame(-fr)	time
ブラストするフレームのリスト。1 フラグごとに 1 フレーム指定します。フレームの指定順序に決まりはありませんが、順番に出力されます。このフラグが指定されている場合、開始/終了範囲をすべてオーバーライドします。
-framePadding(-fp)	int
ファイル名を埋めるために使用される 0 の数。通常、fcheck をサポートするために 4 に設定されます。
-gamma(-g)	float
指定したガンマ値をプレイブラスト出力に適用します。この値は、プレイブラストに使用するモデル エディタのツールバーの診断のガンマ設定を使用して、インタラクティブにプレビューできます。
-height(-h)	int
最終イメージの高さ。この値がアクティブ ウィンドウの幅よりも大きい場合は、固定値になります。 Windows: fcheck を使用していない場合、幅と高さは 4 で割り切れる必要があります。
-indexFromZero(-ifz)
フレームを、file.0000.ext から始まり 1 ずつ数字が増えるファイル名で出力します。一般に、フレームはフレーム番号として Maya 時間を使用します。このオプションは、フレーム ベースの出力フォーマットでのみ使用できます。
-offScreen(-os)
設定されている場合、プレイブラストでオフスクリーン バッファを使用して、ビューをレンダーできるようになります。これにより、アプリケーションがアイコン化された場合、または覆い隠された場合でも、プレイブラストは動作できるようになります。
-offScreenViewportUpdate(-osv)
設定されている場合、この切り替えにより、プレイブラストはオフスクリーン バッファを使用してレンダリングしながら、ビューポートを更新できるようになります。
-options(-o)
Windows NT のみ。プレイブラスト オプションを設定するダイアログが表示され、プレイブラストは実行されません。
-partialSave(-ps) 2026	boolean
フラグが false に設定されている場合、キャンセルされたプレイブラストは削除されます。また、既存のプレイブラスト ファイルがキャンセルされたプレイブラストで上書きされることを防ぎます。注: このフラグはムービー ファイルにのみ適用されます。
-percent(-p)	int
プレイブラスト中に使用する、現在のビュー サイズのパーセンテージ。許容される値は、10～100 の整数です。すべての他の値はこの範囲内に当てはめられます。値「25」は、現在選択しているビューの大きさの 1/4 を表します。値「50」は、現在選択しているビューの大きさの半分を表します。値「100」は、フル サイズを表します。既定は 50 です。
-quality(-qlt)	int
ムービー ファイルに使用される圧縮画質の精度を指定します。値は 0-100 の範囲です。
-rawFrameNumbers(-rfn)
通常プレイブラストは、フレームにゼロから始まる連続した番号を付けます。このフラグは既定のアクションを無効にし、-frame または -startFrame/-endFrame フラグで指定した実際のフレームを使用して、フレームに番号が付けられます。
-replaceAudioOnly(-rao)
設定すると、この文字列はシーンが再プレイブラストされるときに置き換えられるオーディオのみを指定します。
-replaceEndTime(-ret)	time
既存のプレイブラストの再プレイブラスト終了時間を指定します。既定は、タイム スライダに表示されている再生範囲の開始時間です。-frame によって変換。
-replaceFilename(-rf)	string
設定すると、この文字列は置換開始時間/終了時間に従ってフレームが置き換えられる入力プレイブラスト ファイルの名前を指定します。
-replaceStartTime(-rst)	time
既存のプレイブラストの再プレイブラスト開始時間を指定します。既定は、タイム スライダに表示されている再生範囲の開始時間です。-frame によって変換。
-sequenceTime(-sqt)	boolean
シーケンス時間を使用します。
-showOrnaments(-orn)	boolean
モデル ビューの装飾(軸アイコンなど)を表示するかどうかを設定します。
-sound(-s)	string
プレイブラスト中に使用するサウンド ノードを指定します。
-startTime(-st)	time
プレイブラストの開始時間を指定します。既定は、タイム スライダに表示されている再生範囲の開始時間です。-frame によって変換。
-throwOnError(-toe)
ほとんどの状況で、プレイブラストは失敗を許容します。設定されている場合、この切り替えにより、プレイブラストがそのような失敗に対するエラーを報告するようになります。
-useTraxSounds(-uts)
TRAX のサウンドを使用します。
-viewer(-v)	boolean
プレイブラスト用にビューアを起動するかどうかを指定します。既定は true です。-fmt が「image」の場合は「fcheck」が実行されます。ムービー ファイルのプレーヤは OS によって決まります。Windows では Microsoft Media Player、Irix ではムービー プレーヤ、OSX では QuickTime が使用されます。
-width(-w)	int
最終イメージの幅。この値がアクティブ ウィンドウの幅よりも大きい場合は、固定値になります。 Windows: fcheck を使用していない場合、幅と高さは 4 で割り切れる必要があります。
-widthHeight(-wh)	int int
最終イメージの幅と高さ。アクティブなウィンドウの寸法より大きい値は縮小されます。幅と高さを 0 にすると、ウィンドウの現在のサイズが使用されます。 Windows: fcheck を使用していない場合、幅と高さは 4 で割り切れる必要があります。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます	フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます	コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例

// Run movieplayer on the currently playblasted range
// (including sound) and save the movie to a file.
//
playblast -s ohNo -f myMovie.mv;

// Run movieplayer on the currently playblasted range
// (at 60% of the size of the current view), and
// save the movie to file "myMovie.mv" and don't
// launch any viewing program.
//
playblast -p 60 -s ohNo -f myMovie.mv -v false;

// Output frames 2, 3, 8 as images and launch the viewer;
//
playblast  -frame 8 -frame 3 -frame 2 -format image -viewer 1;

// Output an image sequence in 'gif' format
//
playblast -format "image" -compression "gif";

// Output depth with image in 'iff' format
//
playblast  -format image -compression "maya" -saveDepth;