変更管理の概要、
リビジョン管理ワークスペースでは、アイテムに対して特別なレベルの管理を実施します。これらのアイテムに対する修正は、特定の「変更ウィンドウ」のみで行うことができ、各修正内容は新しいリビジョンとして保存されます。各リビジョンは、そのアイテムの展開における 1 つのフェーズを表します。新しいリビジョンが作成されると、以前のリビジョンは恒久的にロックされ、過去のバージョンに対してそれ以上の変更は行えなくなります。
アイテムは改訂されるにつれて、ライフサイクル フェーズを移行します。管理者はこれらのフェーズをカスタマイズできますが、ほとんどのアイテムは次のような構造に従います。

アイテムの改訂およびライフサイクルの各段階への移行は、リビジョン用ワークスペースで管理されます。このワークスペース タイプは、リビジョン管理ワークスペースと連携して、製品ライフサイクル管理プロセスをサポートします。
リビジョン用ワークスペースには通常、リビジョン管理ワークスペース内の 1 つ以上のアイテムを改訂またはリリースするために関連するすべてのドキュメントが含まれます。

リビジョン管理ワークスペースのアイテムは、 [リンク アイテム] タブを介して、リビジョン用ワークスペースのアイテムにリンクされます(「リンク アイテム」を参照)。ここにアイテムを追加すると変更ウィンドウが開き、リンク アイテムを変更できるようになります。
リビジョン用ワークスペースのアイテムによって現在管理されているリビジョン管理アイテムの作業中バージョンには、緑色のスタンプが表示されます。

リビジョン ワークスペースには、[管理対象ステータス]と呼ばれる特定のステータスで定義されたワークフローがあります。リビジョン用アイテムが[管理対象ステータス]に到達すると、リンクされているすべてのアイテムは次のライフサイクル フェーズへ移行し、変更ウィンドウが閉じられます。
オプションとして、[管理対象ステータス]の前に[ロック ステータス]が設定されている場合は、ステータスがその[ロック ステータス]に到達した時点で変更ウィンドウが閉じられます。

既定では、リビジョン用アイテムが[管理対象ステータス]に到達すると、リンクされている、または影響を受けるすべてのアイテムが同時にリリースされます。管理者は、 [一般設定] で [非同期アイテム リリース] を有効にすることで、この動作を変更できます。これにより、アイテムがバックグラウンドで 1 つずつリリースされ、より高速でスムーズな処理が可能になります。
有効にすると、進行状況をリアルタイムで追跡でき、すべてのアイテムが正常にリリースされるとワークフロー アクションは自動的に完了します。影響を受けるアイテムのリリースに失敗した場合は、ワークフロー アクションを再試行してプロセスを完了することができます。

リビジョン管理ワークスペース内のアイテムは、次の場合にのみ変更できます。
いずれの場合も、すべての変更はアイテムの [作業中バージョン] と呼ばれるものに対して行われます。

未リリース アイテムには、作業中バージョンのみがあります。これらのアイテムは、アイテム選択リストでアスタリスク付きで表示されます。部品表(BOM)では、これらのアイテムは未リリースの作業中バージョンであることを示すため、小文字の「w」が表示されます。
未リリース アイテムが CM ワークスペースでリリースされると、作業中バージョンは次の変更ウィンドウまで非表示になります。

リリース済みアイテムの作業中バージョンは、新しい変更ウィンドウが作成されると、再び変更可能な状態になります。

リリース済みのアイテムが変更管理ワークスペースを介して改訂されると、その以前のリビジョンは廃棄済みとなります。リビジョン用アイテムが[管理対象ステータス]に到達すると、すべての BOM は参照先を新しいリビジョンに自動的に更新します。
