DeCap コマンドライン ツールの概要

バージョン 3.0.1 以降、ReCap には、自動化されたバックグラウンド方式で、未加工のソースファイルから ReCap プロジェクトを作成する機能が含まれています。これらの機能は、ReCap インストール フォルダにある DeCap.exe というコマンド ラインの実行可能な読み込みツールを使用してアクセスできます。ソース ファイルは、コマンド ラインに直接指定したり、コントロール ファイルで提供したりすることができます。

DeCap は、ReCap Pro と同じライセンスを使用して承認されます。ただし、このようなライセンスをアクティブにするためのインタフェースは提供されません。そのため、DeCap.exe を使用する前に、まず ReCap Pro の有効かつアクティブ化されたライセンスを取得する必要があります。

コマンド ラインでスキャンを指定してプロジェクトを作成するには、次のコマンドを実行します。

    Decap.exe --importWithLicense <output folder> <project name> [options] <input scan 1>  [input scan 2] … [input scan N]

ここで、< input scan > 引数は、入力スキャンへの絶対パスまたは相対パスです。

コントロール ファイルでスキャンのリストを指定してプロジェクトを作成するには、次のコマンドを実行します。

    DeCap.exe --importWithLicense <output folder> <project name> [options] --controlFile <control file path>

ここで、 引数は、スキャンのリストを含むテキスト ファイルへの絶対パスまたは相対パスです(行ごとに絶対パスまたは相対パスのどちらか 1 つ)。

どちらのバージョンも同じ引数を持ちます。

[オプション]引数は、0 個以上のオプション設定を指定する能力を表します。

サンプル コマンド

    DeCap.exe --importWithLicense C:\ReCapProjects\Factory GroundFloor.rcp --minRangeClipping 2 --maxRangeClipping 10 C:\RawScans\Factory\Scan001.fls C:\RawScans\Factory\Scan002.fls C:\RawScans\Factory\Scan003.fls