スキャン設定

読み込む点群を選択すると、設定にアクセスできます。設定は、プロジェクトの作成処理中にいつでも調整することができます。これらの設定は、プロジェクトがインデックス化され、統合された点群に仕上げられる前に適用できます。

フィルタ設定

[フィルタ]タブのオプションでは、浮遊ポイントをどのように処理するか、およびどのポイントを特定の認識に含めるかを指定します。

スキャンをフィルタする

[スキャンをフィルタ]設定は、読み込まれたスキャン ファイルからどの程度積極的に浮遊ポイントを除外するかを決定します。

ポイントをクリップする

[ポイントをクリップ]設定は、読み込まれたスキャン ファイルからどの程度積極的に浮遊ポイントを除外するかを決定します。

スライダを移動して、次の設定の一方または両方に値を入力します。

E57 イメージ設定

e57 イメージ設定タブのオプションでは、パノラマ イメージの追加の有無と、点群での複数パノラマの使用方法を指定します。詳細は、次のトピックを参照してください。

イメージを読み込む

e57 イメージ データを使用して、RealView ディスプレイを作成できるようにします。

ソース

(スキャンごとの複数のパノラマ イメージのみ)読み取り専用で、読み込む点群の数とパノラマ イメージの数を表示します。

読み込みの形式

(スキャンごとの複数のパノラマ イメージのみ)e57 ファイルから読み込んだパノラマ イメージの表示方法を指定します。

詳細はこちら

出力

(スキャンごとの複数のパノラマ イメージのみ)点群によるスキャンの予測数と、作成された RealView の数を表示する読み取り専用の情報です。

テキスト オプション(Text Options)

インポート用に指定したデータセットにテキスト ファイルが含まれている場合、[スキャン設定]の下に[テキスト オプション]タブが表示されます。ここでは、テキスト データを確認し、それに応じてマッピングすることができます。

テキスト読み込みプリセット: クリックすると、保存されたプリセットが適用されるか、現在のテキスト オプションが新しいプリセットとして保存されます。

区切り文字: テキスト ファイルのテキスト区切り文字として使用するテキスト文字を指定します。使用可能な 4 つのタイプは、カンマ、ピリオド、スペース、またはタブです。

単位: 読み込むテキスト ファイルの計測単位を指定します。サポートされている 6 つの単位は、ミリメートル、センチメートル、メートル、国際インチ、国際フィート、米国測量フィートです。

数値フィールドは変換値を指定します。たとえば、米国測量フィートのデータをメートルで表すことができます。[計測単位]を[メートル]に、値を 0.3048 に指定します。

スキップ: 読み込み時にデータを解析する前にスキップする行数を指定します。

列データの分類

各列のヘッダをクリックして、その列内の値のマッピングを指定します。

サポートされているマッピング値は次のとおりです。

詳細設定

デシメーション グリッド

デシメーション グリッド設定は、単一ポイントが占有できる最小の体積を指定することによって、点群とともに読み込むポイントの数をコントロールします。[デシメーション]ボタンをクリックして、デシメーションのオン/オフを切り替えます。

有効にしたら、スライダをドラッグして、1 つのポイントの立方体積をミリメートル単位で表す値を指定します。値が小さいほど、読み込まれるポイントの数が増え、点群の密度が向上する一方、ファイル サイズも大きくなります。

座標系

座標系の設定は、点群を特定の EPSG 座標参照系に位置合わせします。

現在の座標系を指定するには、[現在の座標系]ボックスをクリックし、名前、説明、または EPSG コードを数文字入力します。

リストから座標系を選択し、[OK]をクリックします。

同様に、ターゲット座標系を指定するには、[現在の座標系]ボックスをクリックし、名前、説明、または EPSG コードを数文字入力します。

リストから座標系を選択し、[OK]をクリックします。

アップ軸

アップ軸の設定は、上と見なされる軸を指定します。

上方向を表す点群データの軸を選択します。意図した負の軸(-x、-y、-z)については、対応する文字で[軸を反転]を選択してください。また、選択を確定する前に、すべての構成で方向を 3D でプレビューするオプションもあります。

たとえば、[z + 軸を反転] を指定すると、点群は既定の垂直方向から上下反転します。

既定の単位について

ReCap で表示単位を変更するには、[設定] > [一般]に移動してプロジェクトの作成後に単位を設定します。

この設定は ReCap の設定と同様に rcp ファイルに保存されるため、プロジェクトを再度開いたときに単位情報が保存されます。