移動および回転のための軸ロック
[原点を更新]ツールでの操作における柔軟性と制御性を向上させる一環として、移動および回転の際に個別の軸をロックできる機能を追加しました。この機能により、ユーザは単一の軸(X、Y、または Z)をロックして、操作中の変更を防ぐことができます。これは、ジンバルを直接使用する場合でも、軸の位置合わせツールを介して使用する場合でも有効です。
主な動作
- 回転をロックできる軸は、一度に 1 つだけです。
- ロックは、[移動]モードと[回転]モードの両方に適用されます。
- ロックされた軸はマニピュレータ入力を無視しますが、手動で座標を入力すればオーバーライドできます。
- ロック状態は元に戻す/やり直し操作を行っても保持されますが、ツールを閉じるとリセットされます。
- 外部拘束(例: 平面ワークフロー)が原点の動作を制御するワークフローでは、ロック ボタンは非表示になります。
機能ウォークスルー
以下は、ロック機能を使用する際に想定される主な動作と操作のウォークスルーです。
ロックの一般的な動作
- Z 軸をロックすると、マニピュレータの移動や回転において Z の変化が制限されます。
- 回転ロックをある軸から別の軸に切り替えると、前のロックは解除されます。
- 回転に対する複数軸のロックは許可されていません(1 つの軸のみ)。
手動入力とオーバーライド
- 軸をロックしても、そのロックされた軸フィールドに対する手動編集は妨げられません。
- 手動編集はロック状態よりも優先されます。元に戻す/やり直し動作
- ロック状態および変換は、元に戻す/やり直し操作の後に正しく復元されます。
- 変換履歴のナビゲーション中に予期しないリセットは発生しません。
ツールとモードの切り替え
- ロック状態はモードの切り替え(移動 ↔ 回転)をまたいでも保持されます。
- ロック状態は、ツールを完全に閉じて再度開いたときにのみリセットされます。
ジンバルの動作
- ロックされた軸のハンドルは操作できなくなります。
- すべての位置合わせおよび操作アクションは、ロックされた軸を反映します。
使用方法
- [原点を更新]ツールを開きます。
- [移動]セクションに移動します。X、Y、Z フィールドの横にあるロック アイコンを使用して、その軸方向に沿って移動をロックします。

- [回転]セクション(座標系の方向を設定)では、専用の[軸をロック]セクション(+X、+Y、+Z ボタン付き)を使用して、方向の変更をロックします。

- マニピュレータや軸オプションを使用して、位置合わせや移動を実行します。ロックされた軸は、手動で修正されない限りそのまま保持されます。
- ロックを切り替えるには、別の軸のロックをクリックします。すると、以前のロックは自動的に解除されます。
既知の設計意図
- 手動入力は常にロックをオーバーライドします。これは、必要に応じて精密な制御を可能にするための設計仕様です。
- ツールを閉じるとロックがリセットされます。ツールを再初期化する際の混乱を避けることを目的としています。
- 複合軸の同時ロックはできません。これにより明確性が保たれ、変換時の制約の競合を回避できます。