Simulation Compute Manager を使用するには

シンクライアントで Simulation Compute Manager を使用する予定で、使用するコンピュータのローカル ファイアウォールがアクティブである場合は、この TCP ポートを開いて接続できるようにしてください。

• TCP ポート 43100 (SCM 1.X バージョン用)
• TCP ポート 44100 (SCM 2.X バージョン用)

(以下の手順では、simulation-computeX 内の X を SCM メジャー リリースに置き換える必要があります)

シンクライアントの一時作業ファイルのパスを変更するには

次のプロセスにより、Simulation Compute Manager の一時的な作業パスの場所を更新できます。この例では、新しい場所は /tmp/scmWorking として参照されます。

• Simulation Compute Manager ユーザが書き込むことができる
• 実行するジョブを保持するのに十分な容量があるボリューム上にある
• Simulation Compute Manager が開始されたときに存在している(または必要なときに自動マウントされる)ボリューム上にある
• 他のホスト上で実行中の他の Simulation Compute Manager からアクセスできない
• 理想的には、マシンを再起動しても維持される。

前述のプロパティを持つ新しい場所を作成します。

1. curl localhost:43500/terminate または curl <hostname>:43500/terminate を使用して既存の Simulation Compute Manager インスタンスを停止します。

2. プロセスが完全に終了するように十分な時間を確保します。

3. /sbin/pidof SimulationCompute を呼び出して、SimulationCompute プロセスが終了したことを確認します。プロセス ID が返された場合は、kill -9 '<process ID>' を使用してすべてのプロセスを終了します。

4. /sbin/pidof fs-harness を呼び出して、fs-harness プロセスが終了したことを確認します。プロセス ID が返された場合は、kill -9 '<process ID>' を使用してプロセスを終了します

5. 次のように環境変数を設定します。

    export -x SCM_WORKING=/tmp/scmWorking

6. 次を使用して Simulation Compute Manager を起動します。

    $INSTALL_ROOT/opt/Autodesk/simulation-computeX/bin/SimulationCompute

シンクライアントの Simulation Compute Manager のストレージ パスを変更するには

Simulation Compute Manager のストレージ パスの場所は、SCM_DATAPATH 環境変数で変更します。Simulation Compute Manager を起動する前に、環境変数を設定する必要があります。この例では、新しい場所は /tmp/newlocation として参照されます。

1. 前述のプロパティを持つ新しい場所を作成します。

2. curl localhost:43500/terminate または curl <hostname>:43500/terminate を使用して既存の Simulation Compute Manager インスタンスを停止します。

3. プロセスが完全に終了するように十分な時間を確保します。

4. /sbin/pidof SimulationCompute を呼び出して、SimulationCompute プロセスが終了したことを確認します。プロセス ID が返された場合は、kill -9 '<process ID>' を使用してすべてのプロセスを終了します。

5. /sbin/pidof fs-harness を呼び出して、fs-harness プロセスが終了したことを確認します。プロセス ID が返された場合は、kill -9 '<process ID>' を使用してプロセスを終了します

6. 次のように環境変数を設定します。

    export -x SCM_DATAPATH=/tmp/newlocation

7. 次を使用して Simulation Compute Manager を起動します。

    $INSTALL_ROOT/opt/Autodesk/simulation-computeX/bin/SimulationCompute