一時作業ファイルのパスを変更する - ワークステーション

次のプロセスにより、Simulation Compute Manager の一時的な作業パスの場所を更新できます。サービスの停止、および設定ファイルの編集の実行には、root アクセス権または sudo アクセス権が必要です。この例では、新しい場所は /tmp/scmWorking として参照されます。

一時フォルダには次の特性が必要です。

• Simulation Compute Manager ユーザが書き込むことができる
• 実行するジョブを保持するのに十分な容量があるボリューム上にある
• Simulation Compute Manager が開始されたときに存在している(または必要なときに自動マウントされる)ボリューム上にある
• 他のホスト上で実行中の他の Simulation Compute Manager からアクセスできない
• コンピュータの再起動後も状況が変わらない

(以下の手順では、adskscmX と scmX 内の X を SCM メジャー リリースに置き換える必要があります)

1. 前述のプロパティを持つ新しい場所を作成します。

2. sudo systemctl stop adskscmX を使用して Simulation Compute Manager を停止します。

3. ファイル /usr/lib/systemd/system/adskscmX.service をテキスト エディタで開きます。これには、root アクセス権または sudo アクセス権が必要になります。

4. PIDFile="/var/lock/scmX.pid.lock" の行の後に次を挿入します(およそ 9 行目)

    #Change the SCM default storage path
    Environment="SCM_WORKING =/tmp/scmWorking"

5. コマンド sudo systemctl daemon-reload を実行して Simulation Compute Manager を再ロードします。

6. コマンド sudo systemctl start adskscmX を使用して Simulation Compute Manager を再起動します。