これは、Python インタープリタにアクセスする DCC で使用するための Python コンソール パネルです。該当のインタープリタとのインタラクションが制限されている、またはそのサポートがない場合に使用します。
コンソールをインストールするとパネルとして DCC に登録され、Flow Production Tracking メニューで利用できるようになります。組み込みの Toolkit パネル(maya、nuke、houdini)をサポートするアプリでは、コンソールはドッキングされたパネルに表示されます。古いバージョンの DCC またはパネルをサポートしない DCC で使用する場合、コンソールは通常の Toolkit ダイアログとして表示されます。
Python コンソールには 1 つまたは複数のタブが表示され、それぞれエディタと出力ウィンドウが含まれています。右下隅にある +
ボタンをクリックすると、新しいタブを作成できます。タブ名の横には x
ボタンがあり、タブを削除できます。タブ自体をダブルクリックすると、タブの新しい名前を入力するよう求められます。タブの配置はドラッグ アンド ドロップによって変更することができます。DCC を閉じるときにタブの状態が保存され、次回の起動時に復元されます。
コンソールには、Python を編集するための入力領域があります。エディタには行番号が含まれ、カーソルの現在の行を強調表示し、またいくつかの基本構文を強調表示します。コンソールは DCC のパレットを使用して統合されたルック アンド フィールを提供しようとします。
ブロックのインデントおよびインデント解除がサポートされています。1 つまたは複数の行を選択し、tab
を押すとスペース 4 つ分がインデントされ、shift + tab
を押すとスペース 4 つ分のインデントが解除されます。4 つのスペースを 1 つのインデントのグループとして維持しようとするため、4 つのスペースのブロック単位でインデント/インデント解除が行われます。
ブロックのコメント付けとコメント解除もサポートされています。1 行または複数の行を選択し、Mac では cmd + /
、Windows と Linux では ctrl + /
を押します。選択した行の先頭に #
がない場合は、選択したすべての行に 1 つづつ追加されます。すべての行に #
が存在する場合は、それらが削除されます。
出力領域には実行した Python の結果が表示されます。ソースの Python コマンド エコーは既定でオンになっており、>>>
で始まるので出力画面で区別できます。各実行にはタイムスタンプも付けられます。エコーをオフにするためのトグルがあります。構文およびランタイム エラーは、デバッグ用の完全なスタック トレースとともに赤色で表示されます。
一部の Flow Production Tracking/Toolkit グローバル変数は、シェルの Flow Production Tracking エンジンで利用可能なグローバル変数と同様、コンソールにあらかじめ定義されています。
tk
変数を介して利用できますshotgun
変数を介して利用できますcontext
変数に格納されますengine
変数を介してアクセスできますアプリには、外部ロケーションから Python ソースをロードするために実装できるフックが付属しています。フックは external_sources_hook
と呼ばれ、使用するには get_external_source_actions
というメソッドを実装する必要があります。このメソッドは、QActions
のリストを返し、アクションがトリガされると新しいタブが(コンテンツとともに)コンソールに追加されます。事前定義されたユーザのリストのために github から gist をロードする実装例が提供されます。フックによって返されるアクションは、**[開く] (Open)**ボタンを押し続けると表示されるポップアップ メニューに表示されます。
Ctrl + Enter
で選択内容を実行Ctrl + T
を押して新しいタブを作成Ctrl + Shift + [
または Ctrl + Shift + ]
でタブ間を移動Ctrl + Wheel
によって入力/出力フォントのサイズを調整