他のオブジェクト、シーン、およびシーン内のキャラクタを照らすには、レベル内にいくつかの光源が必要です。光源がないと、レベルにはシェーディング環境が提供するグローバルな周囲光のみが照らされますが、この光はフラットで、鈍い、均一なイルミネーションを提供します。シーンに光源を配置すると、レベルをさらにリアルに、動的に、かつ魅力的にすることができます。

レベルに配置した光源からの直接光およびシャドウは、ベイク処理専用ライトが特に予約されている場合を除き、リアルタイムに計算されます。

さまざまな種類の光量をさまざまな方法で放出する、さまざまな種類の光源を作成できます。Stingray にはディレクショナル ライト、全方向ライト、スポットライト、ボックス ライトの 4 種類の動的なライトが用意されています。

ディレクショナル ライトは、太陽や月など、離れた光源からのライトをシミュレートします。光源が離れていることが前提となるため、光線は光源の位置から放射されるのではなく、単一方向に平行に照射されます。彫像のシャドウは相互に平行になることに注意してください。

Stingray エディタでは、ディレクショナル ライトはライトの方向を示す白い矢印で示されます。

光源を回転させると、異なる角度からシーンにライトを当てることができます。

ディレクショナル ライトの光源はレベル全体を同じ強度で照らすため、シーン内での位置は重要ではありません。また、距離による減衰もありません。

新しいレベルを作成するたびに、太陽を表す既定のディレクショナル ライトが付属します。このライトの設定は自由に編集できます。屋内レベルを作成していて、空中にある遠く離れたライトが不要な場合は、このライトの設定を削除できます。

全方向ライトは、3D シーン内のライトの位置から外側に向かって全方向に照射されます。ライトは光源の位置からの距離に伴って減衰します。

上記のディレクショナル ライトのイメージと逆に、彫像のシャドウは平行にはなりません。ライトは 1 つの点から外側に向かって放射されるためです。

Stingray エディタでは、全方向ライトは光源の周りの白い球で表示されます。

シーン内の新しい位置に光源を移動して、ライトの到達距離を設定できます。全方向ライトはすべての方向に均等に照射されるため、方向は重要ではありません。

スポット ライトは全方向ライトと同様に、3D シーン内のライトの位置から外側に照射します。ただし、これらのライトは、光源のローカルな前(Y)軸の正の方向を中心とする、定義された円錐内にのみ放射されます。

ライトは光源の位置からの距離に伴って減衰します。また、光源のローカルな Y 軸からの距離に伴って減衰し、エッジよりも中心の方が明るくなります。

Stingray エディタでは、スポット ライトはライトが照らしている方向に沿った白い矢印と、スポットの外側の境界を示す白い円錐で示されます。

ボックス ライトは、3 次元バウンディング ボックス内でイルミネーションを投影します。ライトはボックスの特定の内側の面全体から、ローカルな前(Y)軸の正の方向に平行に光線を照射します。ライトは距離とともに減衰し、ボックスの反対面でゼロに減衰します。

ボックスのエッジがレベル内のオブジェクトと交差する場所に、鮮明なシャドウが生じます。

Stingray エディタでは、ボックス ライトは白い 3D バウンディング ボックスで示されます。移動ギズモの白い矢印は、ライトの照射方向を示します。

ボックス ライトは、窓やドアなど、長方形の開口部を通してシーンに照射されるディレクショナル ライトをシミュレートする場合に役立ちます。

注: ボックス ライトは、Android や iOS などのプラットフォームではサポートされていません。