プロジェクト フォルダ内のファイルを無視する

通常、Stingray プロジェクトのソース フォルダには、Stingray ゲーム エンジンおよびエディタで使用されるファイルのみが含まれています。プロジェクトに必要な他の種類のデータ ファイルをソース フォルダに格納する必要がある場合は、自由に行うことができます。通常、エンジンおよびエディタは不明なファイルを単に無視します。

ただし、場合によっては、特定のファイルまたは一連のファイルを無視するように、エンジンおよびエディタに明示的に指示する必要があります。

たとえば、Stingray リソース タイプと競合する拡張子の付いた Stingray 以外のファイルを格納しなければならないことがあります。この場合、Stingray がこれらのファイルをリソースとして処理しないようにする必要があります。あるいは、レベル設計者が使用できるアセットや、プロジェクトをビルドするたびにエンジンがコンパイルするリソースをコントロールするために、特定のファイルを無視したい場合があります。

一連のファイルを無視するには

プロジェクトのソース フォルダに .stingrayignore という名前のプレーンテキスト ファイルを作成します。Git バージョン コントロール システムで使用される .gitignore ファイルと同じ構文を使用して、無視するファイルおよびフォルダを指定します。

たとえば、次のようになります。

# ignore a specific file:
content/obsolete/yellow.material

# ignore a folder and all files and other folders it contains:
content/obsolete

# ignore all files within a folder but not the folder itself:
content/obsolete/**

# ignore all files with a given extension in a given sub-folder:
content/obsolete/*.lua

# ignore all files with a given extension in any sub-folder:
content/**/*.lua

.gitignore ファイルの背景情報、およびこれらのパターン形式の詳細については、Git のドキュメントを参照してください。

ヒント: 既定では、Windows エクスプローラでファイルに .stingrayignore という名前を付けることはできません。Windows エクスプローラで使用できるのは、名前と拡張子の両方が付いているファイルのみです。ただし、ファイルに .stingrayignore. という、末尾に余分な . の付いた名前を付けて、この制限を回避することができます。Windows エクスプローラでは、後続のピリオドは自動的に除去されます。

ファイルを無視した場合の影響

.stingrayignore ファイルを追加すると、次の影響があります。

プロジェクトがロードされると、Stingray エンジンは .stingrayignore ファイルを読み込みます。エディタ内でプロジェクトが開いている間に .stingrayignore ファイルを変更した場合、Asset Browser 内で変更を適用するには、現在のプロジェクトを閉じて開き直す必要があります。