リソースを自動的にロードする

ゲームの開発中は、ソース データ フォルダにコンテンツの追加や除去を頻繁に行う必要があります。これにより、パッケージ定義を最新状態に維持することが面倒になることがあります。次に示す 2 つの方法を使用すると、プロジェクトにリソースの追加や除去を行うたびにパッケージ定義を変更しなくても、必要なリソースがロードされるように Stingray を設定することができます。

パッケージ定義内でワイルドカードを使用する

パッケージ定義では、ワイルドカードとして * 文字を使用することができます。パッケージをゲームにロードすると、指定した文字列と一致するすべてのリソースがロードされます。

リソース パッケージを定義する」も参照してください。

自動ロード モードを使用する

自動ロード モードの場合は、ゲームにまだロードされていないリソースが Stingray で必要になると、自動的にロードされます。

自動ロード モードは、Stingray エディタ内で実行されるエンジンによって使用されます。使用しているレベルの編集中に表示されるコンテンツをロードおよびロード解除する場合、エディタはリソース パッケージを使用しません。エディタで Test Level (F8) 機能を使用する場合も、自動ロード モードが既定で使用されます。

Run Project を使用している場合や、ゲームを配布する場合に、この同じ自動ロード モードを有効にすることができます。自動ロードを使用すると、パッケージ システムがほぼ完全にバイパスされます。ただし、自動ロードの有効化と無効化は Lua API (以下を参照)を通して行われるため、他のリソースが必要になる前に、自動ロードをアクティブにするスクリプトがロードおよび実行されるようブート パッケージと settings.ini が設定されていることを確認する必要があります。

自動ロードには次の制限があるため、ゲームの開発中に限って使用することをお勧めします。

ゲーム内で自動ロード モジュールをアクティブにするには、以下を呼び出します。

stingray.Application.set_autoload_enabled(true)