GitHub リポジトリへのアクセス権が付与されている場合は、このページの手順に従ってソース コードのローカル コピーを取得し、操作とビルドを実行できます。
次の手順では、Git をインストールするときにインストールされたコマンドライン ツールを使用してソース コードを取得する方法を示します。この方法は、最も確実で、問題が発生する可能性が最も小さいと考えられます。
代わりにビジュアル Git クライアントを使用して同じ手順を実行することもできます。ただし、ビジュアル ツールでは、サブモジュールを自動処理することによって操作を簡易化することがあります。既定では、Stingray サブモジュールの一部にアクセスできないため、ビジュアル クライアントの使用中に問題が発生することがあります。問題が発生しないようにするには、クローン作成中および更新中にサブモジュールに再帰しないように、ビジュアル クライアントを設定する必要があります。
たとえば、リポジトリのクローンを初めて作成する場合は、クローンを取得するときに --recursive オプションを使用しないようにする必要があります。ビジュアル クライアントでは既定でこのオプションを使用することがあるため、ご使用のクライアントがサブモジュールに再帰しないように設定しなければならない可能性があります。同様に、新しいブランチをチェックアウトするたび、またはメインのリポジトリからプルするたびに、ビジュアル クライアントがすべてのサブモジュールを自動的に更新しようとすることがあります。
stingray リポジトリの独自の分岐がまだ存在しない場合は、作成します。
分岐のローカル コピーのクローンを作成します。
ソース コードを格納するフォルダ内でコマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。
> git clone https://github.com/<ユーザ名>/stingray
作業するブランチをチェックアウトします。既定では、クローンは develop ブランチを取得しますが、master または最新の release ブランチが代わりに必要になる場合があります。stingray フォルダに移動して、次のコマンドを実行します。
> git checkout master
PlayStation 4 コンソールと Xbox One コンソールのいずれか、または両方のソース コードにアクセスできる場合は、追加作業を少し行う必要があります。stingray リポジトリ内のサブモジュールの既定では、Autodesk ネットワーク内で動作する、アクセスできない内部 GitHub サーバを指しています。www.github.com 上にある、アクセス可能なこれらのリポジトリのミラーを参照するように、サブモジュールのポインタを変更する必要があります。
各モジュールを初期化します。stingray リポジトリ内でコマンド プロンプトを開き、アクセス可能なサブモジュールごとに git submodule init を実行して、次の操作を実行します。
> git submodule init runtime/platforms/ps4 > git submodule init runtime/platforms/xb1
サブモジュールのリポジトリを変更します。テキスト エディタで .git/config ファイルを開き、すべてのサブモジュールの URL を https://git.autodesk.com/gameware から https://github.com/<ユーザ名> に変更します。たとえば、次のようになります。
[submodule "runtime/platforms/ps4"] url = https://github.com/username/stingray-ps4.git [submodule "runtime/platforms/xb1"] url = https://github.com/username/stingray-xb1.git
アクセスできるサブモジュールごとに git submodule update を実行します。
> git submodule update runtime/platforms/ps4 > git submodule update runtime/platforms/xb1
こうすると、サブモジュールのリポジトリがご使用のコンピュータにローカルにコピーされて、このプラットフォーム用のエンジンをビルドできるようになります。これで、runtime/platforms/ps4 または runtime/platforms/xb1 フォルダ内に新しいファイルが表示されるようになりました。
Stingray リポジトリをクローン作成したり更新すると、Git クライアントがサブモジュールの更新に関するエラーや、https://git.autodesk.com リポジトリにアクセスできないことを報告する場合があります。これらのエラーが stingray-internal リポジトリまたはアクセス権のないコンソールのサブモジュールを指している場合には、これらのエラーは無視できます。エラーによって必要なコードが取得できなくなることはありません。
今後これらのエラーが表示されないようにするには:
Git クライアントが再帰的にクローン作成や更新を行わないように設定します。これは、メインの stingray リポジトリをクローン作成または更新すると、Git クライアントが欠落しているリポジトリのクローン作成または更新を行わなくなることを意味します。
サブモジュールを更新する必要がある場合は、メイン リポジトリ内のすべてのサブモジュールを更新する代わりに、必要なサブモジュールのみを更新します。
たとえば、リポジトリ内のすべてのサブモジュールを更新する git submodule update を実行する代わりに、git submodule update runtime/platforms/ps4 および git submodule update runtime/platforms/xb1 を使用します。