AutoCAD 2025 の今回のリリースの新機能を紹介します。技術面の詳細については、『 リリース ノート』を参照してください。
更新
2025.1 のハイライト
Autodesk Docs 図面へのリンクを共有する: Autodesk Docs に保存された図面ファイルに対して URL を共有(SHARE[共有]コマンド)すると、図面の新しいコピーが作成されるのではなく、受信者が実際の図面ファイルに変更を加えることができるリンクが作成されるようになりました。Autodesk Docs プロジェクトにアクセスできるユーザは、Web 版 AutoCAD (web.autocad.com)またはモバイル版 AutoCAD を使用してリンクを開くことができます。詳細については、クロス プラットフォームの「Autodesk Docs 図面へのリンク(URL)を共有する」を参照してください。
アクティビティ インサイト: パレットに新しい[更新]ボタンが追加され、検索機能が改善されました。外部参照がパレットにリンクされ、パレットに共有アクティビティも表示されるようになりました。
マルチ引出線: 新しいシステム変数 MLEADERLAYER は指定した画層に新しいマルチ引出線を割り当て、現在の画層よりもこの画像を優先します。
ブロック変換: BCONVERT[ブロック変換]コマンドは、選択したオブジェクトにズームできるようになりました。[変換]ダイアログ ボックスには、ブロックを画層に割り当てるオプションもあります。さらに、新しいシステム変数 BCONVERTINCLUDEXISTINGBLOCKS は、既存のブロック インスタンスが既定で BCONVERT コマンドによって選択されるかどうかを決定します。
- ページ設定の優先設定ファイルの設定と、その上書きを使ったパブリッシュ。
- SHP ファイルおよび SHX ファイルを参照するカスタム線種を使用したパブリッシュをサポートします。
- ジョブ エラーや警告など、パブリッシュに関する詳細情報を表示します。
- シートの移動および削除のための複数選択を可能にします。
- ロックされた図面ファイルからシートを読み込まないようにします。
- 競合を避けるため、シートを削除しても、最初にロックされていた図面ファイルのロックは解除されません。
フォント表示を高速化: [グラフィックス パフォーマンス]ダイアログ ボックスの新しいオプションによって、GPU アクセラレーションを活用しながら、図面内の TrueType フォントの表示をより適切にコントロールできるようになりました。
2025 のハイライト
その他の機能強化
2D グラフィックス:
- フォント表示を改善しました。
- [グラフィックス パフォーマンス]ダイアログ ボックスには、一般的なグラフィックス カードの問題を診断するために特別に設計された新しい[診断]タブが含まれています。
3D グラフィックス: ワイヤフレーム表示スタイルが、クロス プラットフォームの 3D グラフィックス システムに追加されました。詳細については、[グラフィックス パフォーマンス]ダイアログ ボックスの[高速シェード モード]オプションを参照してください。
オートデスク アシスタント: 生成 AI テクノロジーを使用したオートデスク アシスタントを利用できるようになりました。質問に対する回答とスマート検索の結果をまとめて提供します。この機能強化は、現在、英語版の AutoCAD でのみ使用できます。
[ファイルを開く]のパフォーマンス: 機能改善により、2D 図面ファイルを開くのに要する時間が短縮されました。
- ACTM ファイルを再生するには、ACTMX ファイル形式に移行する必要があります。記録される新しいアクション マクロは、ACTMX ファイル形式で格納されます。AutoCAD 2024 以前のリリースと互換性がありません。
- DXE ファイルは、引き続き図面からのデータ抽出に使用できますが、変更内容を図面ファイルに保存することはできません。変更は、AutoCAD 2024 以前のリリースと互換性のない新しい DXEX ファイル形式でのみ保存できます。