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Alias 2021.2 の新機能

Alias 用 Dynamo プレーヤーの概要

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Alias 2021.2 Update には Dynamo プレーヤーが含まれており、Alias の専用ウィンドウから Dynamo スクリプトを実行できます。Dynamo プレーヤーを使用すると、Dynamo のビジュアル プログラミング プラットフォームを活用してパラメトリック デザインを作成したり、Dynamo スクリプトの作成方法に習熟していなくてもジオメトリを生成したりできます。

Dynamo スクリプトをプレーヤーにロードし、Alias ジオメトリの入力を選択して実行することで、複雑なジオメトリの生成や変更をすばやく行うことができます。スライダ コントロールを使用してスクリプトのパラメータ値を調整し、Alias ビューポートで更新をすぐに確認できます。

スクリプト メーカーを使用すると、入力ノードをグループ化してプレーヤーでの表示方法を整理し、パラメータのラベルを追加し、最小値と最大値で指定される範囲を設定することにより、Dynamo スクリプトと Dynamo プレーヤーの適合度を簡単に上げることができます。

Alias には、Dynamo プレーヤーですぐに実行できるように設定されている、サブディビジョンおよび NURBS ジオメトリ用の新しい Dynamo スクリプトがいくつか付属しています。

詳細については、以下のトピックを参照してください。

Dynamo プレーヤーのその他の学習リソースについては、Design Studio Blog (英語)を参照してください。

Select from Alias 入力ノードの改善

Select from Alias ノードが改善され、ノードで入力として使用されるジオメトリのタイプを指定できるようになりました。ジオメトリ入力を事前に定義しておくと、Dynamo プレーヤーによって、各入力の選択フィルタが自動的にアクティブになります。これにより、Dynamo プレーヤー ユーザがスクリプトを設定および実行するプロセスを簡素化できます。

VR サブディビジョン サーフェスを作成する

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Alias 2021.2 Update により、Create VR にサブディビジョン サーフェス モデリングが導入されました。新しいパッチ、ボリューム、およびディスク サブディビジョン プリミティブを含むコンセプト デザインのシェイプ変更やスカルプトを開始できるようになりました。各サブディビジョン作成ツールには、CV の移動、コンポーネントの押し出しや連結を行う機能が組み込まれているため、プリミティブを作成するときにシェイプを変更することができます。

また、以下に示す豊富な機能を持つサブディビジョン モデリング ツールキットが用意されています。

  • 3 つの異なる選択モードを使用して、面やエッジを押し出します。
  • 頂点、面、エッジを連結します。
  • エッジを挿入して、折り目を付けます。
  • ソース エッジとターゲット エッジの間のギャップをブリッジします。
  • エッジをカットし、再構築して、プリミティブのシェイプを変更します。

サブディビジョン ジオメトリを使用すると、連続するサーフェスがスムーズになって、オブジェクトや有機的なシェイプを作成できるようになります。Create VR サブディビジョン ボディは、標準の Catmull-Clark サブディビジョン サーフェスに準拠しています。つまり、作成したサブディビジョンを Autodesk FBX ファイル形式に書き出すことで、Alias、または Autodesk Maya や Autodesk 3ds Max などの他のコンテンツ作成アプリケーションで設計作業を継続できるようになります。

詳細については、以下のトピックを参照してください。

Create VR のその他の学習リソースについては、Design Studio Blog (英語)を参照してください。

Create VR のその他の追加点および改善点には、グローバル ハンドに追加された、現在選択されているツールやタスクに関連するツールを表示する新しいクイック メニューがあります。 つまり、ワークスペースと Tool メニューを切り替えなくても、一般に使用されるツールをアクティブにすることができます。

詳細については、「Create VR ツールとメニュー」を参照してください。

サブディビジョン モデリングの追加機能と改善点

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新しい Planarize Edge ツール

新しい Subdiv Planarize Edge ツールは、最適フィットのプレーン、ビューベースのプレーン、または X 軸、Z 軸、Y 軸に垂直なプレーンにエッジを投影することにより、サブディビジョン エッジとエッジ ループを平面化します。 このツールを使用すると、サブディビジョン コントロール ケージのエッジにあるでこぼこのパターンをすばやくクリーンアップできます。 NURBS サーフェス用の Planarize Hull ツールと同様に、現在のビュー、X、Y、Z 軸、および最も適合するプレーンに基づいてプレーン タイプを選択できます。プレーン タイプごとに、ビューポートに、位置合わせの方向を示す黄色のプレビュー プレーンが表示されます。影響を受ける CV の移動距離および移動方向は、黄色の線で表示されます。

詳細については、以下を参照してください。

新しい Subdivision Thicken ツール

新しい Subdiv Thicken ツールを使用すると、サブディビジョンの CV 間の距離を均等にオフセットして、サブディビジョン ボディに厚みをすばやく追加できます。閉じたサブディビジョン ボディに厚みを加えると、サブディビジョン ボディが複製されて、距離の量だけオフセットされます。

詳細については、以下を参照してください。

Retopo ツールの改善点

  • すべてのパースビューで新しいジオメトリを作成できるようになりました。たとえば、参照メッシュにスナップされていないジオメトリを作成すると、一番下の地表プレーンに自動的にスナップされるのではなく、ビューベースの地表プレーンにスナップされるようになりました。
  • Retopo ツールの地表プレーンは無限です。以前は、地表プレーンにプリセット サイズが設定されていました。

その他のサブディビジョン ツールの機能強化

  • Subdivision Insert Edges ツールおよび Subdivision Retopo ツールに新しい Edge Flow オプションが追加されました。Edge Flow は、隣接するエッジの曲率が最適にフィットしてサブディビジョン ボディのシェイプが維持されるように、新しいエッジの配置を調整します。Edge Flow は、垂直なエッジおよび平行なエッジを挿入するときに機能します。

  • Align to Curve ツールは、位置合わせを制御するために、次数が 4 および次数が 5 のカーブをサポートするようになりました。Approximation 設定で Degree 4 または Degree 5 を選択してください。

  • サブディビジョン ツールでのヒストリの動作を改善しました。オブジェクトに複数のサブディビジョン ツールのヒストリが含まれている場合に、編集内容を紹介するツールを選択できるようになりました。

  • Duplicate > Mirror Options に Merge Subdiv オプションを追加して、対称的なコピーが作成されたときに、ソース サブディビジョン ボディと複製サブディビジョン ボディが自動的に結合されるようになりました。最良の結果を得るために、シンメトリ プレーンに位置合わせされている CV をツールで結合するときに、シンメトリ プレーン上にソース オブジェクトがあることを確認してください。

モデリングの改善点

新しい Tubular Offset ツール マニピュレータ

Tubular Offset ツールのキャンバス内マニピュレータの強化版は、チューブおよび溝のサーフェス ワークフローの速度および効率を向上させることを目的としています。新しいマニピュレータの改善点は、次のとおりです。

  • プライマリ マニピュレータの場合はキャンバス内で半径、接線、法線の値を直接入力でき、セカンダリ マニピュレータの場合は半径の値を入力できます。
  • サーフェス タイプをチューブと溝の間で切り替えられるようになりました。
  • オフセットの法線と接線を操作できるようになりました。
  • [Shift]+左マウスボタンを使用して、マニピュレータを追加および削除できます。

Skin ツールの改善点

Skin ツールの改善点は、次のとおりです。

  • Explicit Controls の新しい Explicit オプションを使用すると、出力されたスキン サーフェスに挿入する UI スパンの数を指定できます。このオプションを選択した場合は、U スパン コントロールを使用して、挿入する U のスパン数を正確に指定します。Max U Spans およびオプションとコントロールのスライダを使用して、スパンの最大数を設定します。

  • Short-Edge Tolerance の名前が、サーフェスの場合は Min Span Length、ベジェ サーフェスの場合は Min Edge Length に変更されました(ベジェ サーフェスが有効な場合)。

Reference Manager の改良点

  • CATIA 参照アセンブリを使用する場合の参照データ ワークフローが改善されました。CATIA アセンブリを参照として読み込むと、Alias はアセンブリに含まれるファイルごとに参照ファイルを作成します。これにより、各パーツは外部参照への接続を維持するようになります。外部ファイルを変更した場合、影響を受ける参照ファイルのみを Reference Manager で更新する必要があります。このワークフローの改善により、変換時間が短縮されました。旧バージョンでは、アセンブリ内の各 CATIA パーツは、個別のファイルとしてではなく、ノードとして読み込まれていました。外部ファイルを変更した場合は、アセンブリ全体を再変換する必要がありました。

  • 参照オブジェクトに注視点(POI)を設定すると、ソース オブジェクトの場合と同様に動作するようになりました。たとえば、オブジェクトがシェーディングされていない場合、面またはワイヤフレームに POI を設定することができます。シェーディングされたオブジェクトの場合、面に POI を設定することができます。Selection Options (Preferences > Selection Options)で、Face selection がオンになっていることを確認してください。

その他のモデリングの機能強化

  • トリミング コントロールが Freeform Blend ツール(Surface > Freeform Blend)に追加されました。Automatic または CoS Trim Types を使用して、ソース サーフェスをトリミングするように選択します。
  • Duplicate Curve ツールと Rebuild Curve ツールのカーブを選択するときに、ボックス選択を使用できるようになりました。
  • レイヤから項目をドラッグして既存の選択セットにドロップすることで、選択セットに項目を追加できるようになりました。
  • Transform > Zero を使用して、シンメトリを使用するフォルダまたはレイヤ内のオブジェクトに適用されるスケーリング、移動、回転をリセットできるようになりました。以前は、これらのオブジェクトに Transform > Zero を適用する前に、レイヤのシンメトリを無効にする必要がありました。
  • シングル ホットキーの[E]を使用してオブジェクトを回転する方法が改善されました。Single Hot Keys 基本設定(Preferences > Interface > Toggle Single Hotkeys)が有効になっている場合は、[E]キーを押した後に、左マウス ボタン、中マウス ボタン、および右マウス ボタンを使用して、オブジェクトをそれぞれ X、Y、Z 軸方向に回転できるようになりました。これにより、シングル ホットキー[E]の動作が、[W] (移動)ホットキーと同様になりました。
  • Transform ツール マニピュレータに Global モードと Pivot モードの切り替えが追加され、キャンバス内でモードを切り替えられるようになりました。以前は、Global モードと Pivot モードを切り替えるには、Universal Transform Options ウィンドウを開く必要がありました。

全体的な改良点

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  • Tool Locator が改善され、Alias 内でツールをすばやく、簡単に見つけられるようになりました。Find 領域への入力を開始すると、クエリーに基づいて Tool Locator ウィンドウに結果が自動的に表示されます。ツール名の文字をさらに入力すると、検索が絞り込まれます。結果の上にカーソルを合わせると、ツールのツールクリップが表示されて、ツールの簡単な説明が示されます。

  • Information Window に Param が表示されるようになりました。カーブの最小/最大に関する情報です。

  • Variant Lister の新しいオプションを使用すると、カメラ ビューをステージ間でコピーして、貼り付けることができます。Variant Lister メニューから Edit を選択すると、新しい Copy Variant Views および Paste Variant Views オプションにアクセスできます。

  • 新しい Apply ViewCube Home 基本設定を使用すると、設定したホーム ビューにキャンバスを戻すためのホットキーを設定できます。この設定を行うには、Preferences > Interface > Hotkey/Menu Editor を選択し、スクロールして Special > Viewing を展開します。Apply ViewCube Home の横に、ホーム ビューに戻る際に使用するホットキーを入力します。

  • レイヤに Random Layer Colors オプション(Layers > Custom Colors > Random Layer Colors)を使用する場合のカラー バリエーションが増えました。

ビジュアライゼーション

Replace Shader by Name の追加機能

Replace Shader by Name 機能は、次のように拡張されました。

  • .wire ファイルの File Import Options に Replace Shader by Name オプションが追加されました。Keep Shaders を使用して CAD ファイルと一緒にシェーダを読み込むときに、追加の Replace Shaders オプションを使用して、名前による置き換えを使用できるようになりました。

  • ステージ間でコンテンツをコピーして貼り付ける場合に、Paste Options の新しい Replace Shader by Name オプションを使用して、貼り付けるときにシェーダを置き換えられるようになりました。

その他のビジュアライゼーションの改善点

  • ダイアグノスティック シェーダ コントロール ウィンドウの New objects オプションにより、ツール操作で作成した新しいジオメトリを、現在のシェーダで自動的にシェーディングできます。このオプションは、既定ではオンに設定されています。

  • ライト UI カラー テーマとダーク UI カラー テーマの両方で見やすくなるように、ダイアグノスティック シェーディング アイコンが更新されました。

データ変換

  • DWG ファイルと DXF ファイルの Import オプションおよび Export オプションが、Import File Options、Open File Options、および Save Active/As Options ウィンドウで使用できるようになりました。

  • Save As ウィンドウの左上コーナーに、保存中のファイルのタイプが表示されるようになりました

  • .tss T スプライン ファイルをサブディビジョン サーフェス コントロール メッシュとして Alias に読み込めるようになりました。

  • サポートされているすべての形式のファイル変換中に、Alias が中間ファイルを生成するようになりました。中間ファイルには「Translating_」という接頭辞が付いており、変換操作が完了するまで一時フォルダに格納されます。

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