Dynamo および Dynamo プレーヤーの更新 (2023.1)
Dynamo および Dynamo プレーヤーのサンプル スクリプトが新たに追加されました。タイヤ生成スクリプトなど、Dynamo プレーヤーの人気のスクリプトも改善されました。
新しい Dynamo スクリプト
Bulk-Graph-Resizer.dyn: Graph Resizer スクリプトを使用すると、複数のスクリプトで Dynamo ノードの位置を同時にスケールできます。このスクリプトを使用すると、複雑なスクリプトで重複するノードを減らすことができます。特に、以前のバージョンよりもノードを大きく表示する 2023 バージョンの Alias-Dynamo を使用する場合に有効です。
Useful-Nodes.dyn: このスクリプトを Dynamo で開くと、新しいスクリプトを書いたり、既存のスクリプトを更新する際に便利な Dynamo ノードのコレクションにアクセスできます。
新しい Dynamo スクリプトには、Alias インストール ディレクトリの Sample Files フォルダからアクセスします。たとえば、C:\Program Files\Autodesk\AliasAutoStudio2023.1\Dynamo\Sample Files
などです。
詳細については、「Alias-Dynamo スクリプト」を参照してください。
新しい Dynamo プレーヤー スクリプト
Dynamo Player Toolbox に、新しい Dynamo プレーヤーのサンプル スクリプトを追加しました。
新しい一般的なモデリング スクリプト
DP-Thicken: 選択した NURBS サーフェスに厚みを追加できます。スクリプトを正しく動作させるには、サーフェス上のジオメトリ法線を位置合わせする必要があります。
DP-Explode: 選択したエンティティのコピーを作成し、選択された入力オブジェクトの計算された中心から離れた位置に移動させます。移動距離を設定するには、Relative Movement パラメータを使用します。
詳細については、「一般的なモデリング用のスクリプト」を参照してください。
新しいサブディビジョン オブジェクト用のスクリプト
DP-Subdiv-by-1-Gen-1-Rail および DP-Subdiv-by-1-Gen-2-Rails: これらのスクリプトを使用すると、1 つまたは 2 つの接続された直線エッジをレールとして使用し、3 つ目の接続されたエッジのセットを結果としてのサブディビジョン ジオメトリ シェイプのガイドとして使用して、サブディビジョン オブジェクトを構築できます。
DP-Subdiv-from-Planes: 平面 NURBS サーフェスのコレクションからサブディビジョン オブジェクトを作成します。
DP-Subdiv-from-Curves: 接続された NURBS カーブからサブディビジョン オブジェクトを作成します。
詳細については、「サブディビジョン オブジェクト用のスクリプト」を参照してください。
Dynamo プレイヤー スクリプトの改善点
DP-NURBS-Tire: カスタム カーブを使用して、タイヤのトレッド パターンを生成できるようになりました。Tread パラメータで、Create を Custom に設定し、Custom Tread パラメータを使用して調整します。トレッド パターンに使用するカスタム カーブが、タイヤ ジオメトリに近い位置かつ上にあることを確認します。
詳細については「タイヤ スクリプト」を参照してください。
DP-Subdiv-Align: このスクリプトは、以前のバージョンの Alias に含まれていた DP-Subdiv-Perpendicular-Align.dyn に代わるものです。以下のような改良が加えられています。
サブディビジョン CV を任意の方向に位置合わせできます。
新しい Mode パラメータを使用して、G0 位置合わせ(CV の 1 行目)、G1 位置合わせ(CV の 2 行目)、またはその両方を指定できます。既定では、このスクリプトは G1 の CV をサーフェスに位置合わせします。
G1 位置合わせを使用する場合、2 行目の CV に適用する位置合わせ角度を指定できます。G1 Angle パラメータを使用して、位置合わせ角度を -180 ~ 180 度の範囲で設定します。
DP-Pattern-Toolkit: このスクリプトを使用して、ターゲット サーフェス上のポイント位置にソリッド オブジェクトを配置できるようになりました。これらのオブジェクトを使用して、他の入力サーフェス上のトリム領域を定義できます。
DP-Multi-Surface-Patterning-One-Guide-Curve: このスクリプトには、次のようないくつかの更新が行われました。
- 複数のサーフェスにオブジェクトを配置できます。
- NURBS やサブディビジョン オブジェクトなど、開いたジオメトリまたは閉じたジオメトリを使用します。
- Flip Result パラメータが追加され、ターゲット サーフェスの軸に沿ったパターン ジオメトリを反転させることができます。
- スクリプトのいくつかの修正により、より安定した動作が可能になりました。
詳細については、「パターン作成用のスクリプト」を参照してください。