AutoCAD Map 3D 2023 ツールセットのこのリリースの新機能を紹介します。技術面の詳細については、『リリース ノート』を参照してください。
ハイライト
その他の拡張
次の FDO プロバイダのサポートが新しいバージョン Oracle 21c (21.3)に拡張されました。
注:
- Oracle 21c はコンテナ データベースのみをサポートしています。インダストリ モデルを使用する場合、空間システム ユーザ(MDSYS)を CDB$ROOT コンテナで作成し、Map 3D システム ユーザ(MAPSYS)をプラッガブル データベースで作成する必要があります。
- Oracle 12.2 から存在する既知の問題のため、Oracle 12.2 以降のバージョンでインダストリ モデル ジョブを操作する場合は、システムの環境設定を行うことをお勧めします。
- SQL コマンドを実行します。
ALTER SYSTEM SET "_allow_insert_with_update_check"=TRUE scope=spfile
- データベースを再起動します。
- SQL コマンドを実行します。
AutoCAD Map 3D 2023 ツールセットでは、以下の問題が解決されています。
- インダストリ モデル
- テンプレート サブフォルダの作成関数が、インダストリ モデル印刷エクスプローラに追加されます。
- Map 3D で[F5]を押すか[更新]をクリックすると、Infrastructure Administrator で行ったフォームまたはビュー定義への変更が Map 3D に反映されるようになりました。
- 画層グループの順序が表示モデルに正しく保存されるようになりました。
- ジオメトリから新しいフィーチャを作成すると、ポイント フィーチャの Z 属性値を設定できるようになりました。
- SQLite に基づくインダストリ モデルの場合、フィーチャ ラベルを正しい位置に挿入できるようになりました。
- Infrastructure Administrator で、インダストリ モデルの Oracle dmp を Oracle 19c に読み込んだときの ORA-13346 エラーを、1 クリックメンテナンスで修正できるようになりました。
- Infrastructure Administrator で、一部の交差を実行しても完了前に停止しなくなりました。
- FDO ArcGIS
- 基礎となるリレーショナル データベース管理システムが SQL Server である接続の場合、[ログイン]ダイアログ ボックスに新しいオプション「Windows 認証」が提供されます。
- ArcSDE Enterprise への FDO ArcGIS 接続を持つ図面を再度開いたときに ArcSDE Enterprise 接続が切断されなくなりました。
- ラベル
- ゴースト色フレームを持つラベルは、レイアウト ビューで正しく表示されます。
- 方位記号を回転したり、DVIEW[3D ダイナミック ビュー]コマンドを使用したときにフィーチャ ラベルが消えなくなりました。
- MAPTOACAD
- DWT を指定して MAPTOACAD を使用した際に、FDO ポイント記号を正しい尺度で書き出すことができます。
- FDO 画層スタイル設定を使用する図面で、一般ブロックとしても挿入されているシンボルが使用されている場合、MAPTOACAD を使用してデータを書き出すと、画層名が保持されます。
- e-トランスミット: 一部の図面に e-トランスミット パッケージを作成しても、AutoCAD Map 3D がクラッシュしなくなりました。
- FDO WFS: 一部の WFS サーバに接続しても、「400 無効な要求」エラーが発生しなくなりました。
- FDO SQL Server: SQL Server ビューにリンクされたラベルを移動して図面を保存しても、クラッシュが発生せずに再び開けるようになりました。
- FDO WMTS: 一部の WMTS URL の接続の問題が修正されました。
- FDO WMS: フランス政府の WMS を AutoCAD Map 3D で読み込み可能になりました。
- FDO PostgreSQL: ジオメトリの新しいフィーチャが正しく機能するようになりました。
- コマンド: MAPTRIM[境界トリム]コマンドが機能するようになり、2D ポリラインを正常にトリムできるようになりました。
- 読み込みと書き出し: 空間フィルタで Oracle から MAPIMPORTFDO を使用した後に、図面で投影コードが保持されるようになりました。
- 機能のツールチップ: 機能のツールチップで https を使用したハイパーリンクにアクセスできるようになりました。
- 座標系: CSD ファイル内のロシア語の文字列により、座標系ライブラリに空のカテゴリ リストが作成されなくなりました。