Inventor Nesting から Autodesk Vault を使用できます。以下が必要です。
- Vault アカウント
- Vault サーバへのアクセス
- ご使用のコンピュータにインストールおよび設定された Vault クライアント(Inventor に[Vault]タブとして表示)
プロジェクトのチェックイン、ログイン、フォルダのマッピング、など、Vault で標準的なタスクを実行する方法に慣れている必要があります。 Vault を使用する方法は数多く存在します。Inventor での Vault の使用の詳細については、Autodesk Knowledge Network の次の記事を参照してください。
Inventor Nesting のローカル Vault プロジェクトを設定する
- Windows エクスプローラで、ネストを計画している CAD ファイル(IAM、DXF、IPT など)をコピーまたはカットします。
- Vault 作業フォルダとしてマッピングされる Inventor 作業スペースとして使用するローカル フォルダに CAD ファイルを貼り付けます。
- Inventor で、手順 2 で使用した作業スペース フォルダとファイルを使用して、通常の手順で Vault プロジェクトを作成します。
- [Vault]タブに移動して[Vault]にログインします。
- まだ行っていない場合は、[フォルダをマッピング]をクリックして、ローカルの Inventor 作業スペースを Vault にマッピングします。
必要に応じて、後で作業にチェックインをするときに実行することもできます。
ローカルの Inventor 作業スペースにネスト スタディを作成する
ローカル Vault プロジェクトを設定した後で、ネストを作成して Inventor 作業スペースに保存することができます。
- Inventor で、[ネスト]タブに移動し、ネスト環境を有効にします。
- Inventor Nesting リボンで、[ソース]をクリックします
- [ソース]ダイアログ ボックスが開いたら、[ソース ファイル]をクリックします。
注: Vault がインストールされていない場合、このコントロールの名前は[追加]になっています。
- ローカル Vault プロジェクトを作成したときに使用した Inventor 作業スペースを参照します。
- 抽出する CAD ファイルを選択し、[OK]をクリックして[ソース]ダイアログ ボックスに読み込みます。
- [ソース]ダイアログ ボックスで、[抽出を開始]をクリックしてファイルを Inventor Nesting に抽出します。
- 通常の方法でネスト スタディを作成します。
- INEST ファイルを保存します。
INEST ファイルは、Vault にマッピングされている(またはマッピングする予定である)ローカルの Inventor 作業スペースに保存する必要があります。作業スペース内のルート フォルダまたはサブフォルダに保存することができます。
ネスト スタディをチェックインする
- [Vault]タブに移動し、[チェックイン]をクリックします。
ヒント: まだ Inventor 作業スペースを Vault にマッピングしていない場合は、マッピングするように求められます。
Vault の[チェックイン]ダイアログ ボックスを開きます。
ダイアログ ボックスは、すべての参照ファイルとともに INEST ファイルおよび Inventor ファイルを表示します。INEST ファイルを後でチェックアウトできるようにする場合、すべてのファイルをチェックインする必要があります。
- [OK]をクリックすると、ファイルのチェックアウトが実行されます。
Vault でネストを参照する
ネストをチェックインしたら、Vault でそれを参照することができます。
- Inventor で、[Vault]リボンの[Autodesk Vault]をクリックし、[Vault]を起動します。
- Vault にログインします。
- 通常の方法で、Vault のプロジェクト フォルダを参照します。
Vault から INEST ファイルをチェックアウトする
INEST ファイルをチェックアウトする前に、それに関連付けられたプロジェクト ファイル(たとえば、IPJ ファイル)の最新バージョンが Vault にチェックインされていることを確認します。
- Vault で、INEST ファイルで関連付けられたプロジェクト ファイルを右クリックし、[取得]を選択します。
ファイルが読み取り専用ファイルとして作業フォルダにダウンロードされます。
- オプション: プロジェクト ファイルを再度右クリックし、[作業フォルダに移動]を選択して、その場所を Windows Explorer で開きます。
- Inventor で、必要に応じて、プロジェクト フォルダを Vault 作業フォルダと切り替えます。
- [Inventor を開く]ダイアログ ボックスに移動して、[Vault に保存されているファイルを参照して開く]をクリックします。
[Vault からファイルを選択]ダイアログ ボックスが開きます。
- [Vault からファイルを選択]ダイアログ ボックスで、開きたい INEST ファイルにナビゲートして[開く(チェックアウト)]を選択します。
ファイルをチェックアウトしていることを表示する、情報ボックスが開きます。
- ファイルのプロパティを更新するプロンプトが表示されたら、[すべてはい]をクリックします。
すべての参照ファイルが作業フォルダにダウンロードされて、Nesting Utility でプロジェクトが開きます。
ソース ファイルを Vault からネストするプロジェクトに追加する
- Nesting Utility リボンで[ソース]をクリックすると、[ソース]ダイアログ ボックスが開きます。
- [ソース]ボックスから[Vault ソース ファイル]を選択します。
注: Vault がインストールされていない場合、このコントロールの名前は[追加]になっており、ローカル ディスクからファイルを追加するのに使用されます。
- Vault ブラウザを使用して目的のファイルが含まれている Vault フォルダにナビゲートし、それらを選択します。
- 開く(Open)ボタンをクリックします。
ファイルがローカル作業フォルダにダウンロードされて、読み取り専用ファイルとしてプロジェクトに追加されます(修正可能ファイルとして追加する場合は、[開く]の代わりに[ソース ファイルを追加]ダイアログ ボックスで[開く(チェックアウト)]を使用します)。