ネスト スタディにソースを追加するときに、シェイプをそれらのマテリアル プロパティにバインドすることができます。つまり、マテリアルが変更された場合、シェイプは自動的に更新されます。ネストを作成済みの場合は、シェイプをネスト プロパティ(回転、偏差、増分)にバインドすることもできます。バインドは既定で有効になっています。そのままにしておくことをお勧めします。必要に応じて、いつでもオフに切り替えることができます。バインドを再度有効にすると、ソースの値は復元されます。
旧バージョンの Inventor Nesting で作成されたネスト ファイルを開くと、バインドがオフになる場合があります。
マテリアル プロパティへのシェイプのバインドについて
シェイプをマテリアル プロパティにバインドすることができます。これには、回転、反転などのマテリアルで定義されたパラメータが含まれます。これを行うには、いくつかの方法があります。
- ネストのシェイプを[ソース]ダイアログ ボックスで抽出するときに、[マテリアル プロパティにバインド]が選択されていることを確認します。
- [ソースのネスト プロパティ]ダイアログ ボックスのネスト プロパティで作業する場合、右側にスクロールし、[バインド]がテーブルのそれぞれのソース ファイルに選択されていることを確認します。
いずれかの選択を解除した場合は、反転、回転、偏差など、いくつかの隣接するセルの色が、グレーから白に変わります。つまり、これらの値を編集できるようになります。
マテリアルのプロパティと異なる編集値は、オレンジ色でハイライト表示されます。
シェイプの個々のプロパティのバインドについて
ソース マテリアルに対するシェイプの個々のプロパティのバインドをコントロールできます。シェイプの[プロパティ]ダイアログ ボックスで行います。
- Inventor Nesting ブラウザで、シェイプを右クリックして[プロパティ]を選択します。
- 選択した[マテリアル プロパティにバインド]で、どのプロパティ(反転、90 度回転、など)をバインドするかを選択します。
シェイプでいくつかのプロパティがバインドされていて、他はバインドされていない場合、部分的にバインドされていると見なされます。
マテリアルとネスト プロパティへのシェイプのバインドについて
前のセクションの説明に従って、シェイプをマテリアルのプロパティにバインドすることができます。これには、回転、反転、など、マテリアルで定義されたパラメータが含まれます。これらのバインド設定は、ソースのネスト プロパティに保存されます。さらに、バインドには第 2 段階があります。つまり、その後、ネストを作成したり編集するときに、ソースのネスト プロパティからネストのバインドまたはバインド解除を選択できます。
- [ネスト スタディを作成]ダイアログ ボックスで、[すべての形状をソースにバインド]を選択します。
- ネストを作成した後、[ソースのネスト プロパティ]ダイアログ ボックスと同様に、編集して各シェイプに対するバインドをコントロールできます。
バインドのアイコンについて
![](https://help.autodesk.com/cloudhelp/JPN/NestingUtility-AddOnHelp/images/GUID-58694C2E-52B3-4A75-BFBD-0B44FDE2EAC3.png)
: ソースまたはソース マテリアルにバインドされているすべてのプロパティ。
: いくつかのプロパティがバインドされています。