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ネスト プロパティを使用する

形状を抽出した後やネストを作成する前に、ネスト内の形状のプロパティをカスタマイズできます。

[ソースのネスト プロパティ]ダイアログ ボックスを開く

  1. Inventor Nesting リボンの[ネスト プロパティ] をクリックします。

    [ソースのネスト プロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスには、形状とその関連プロパティのテーブルが含まれています。

    編集できない値は、灰色でハイライト表示されます。既定から変更した値は、オレンジ色でハイライト表示されます。 ([バインド]を選択解除するまで、いくつかの値は変更することはできません。) リストされている形状の総数は、右上隅に表示されています。

  2. 行をマテリアルの既定値にリセットするには、その行を右クリックし、[マテリアル プロパティにリセット]を選択します。
注:テーブルを使用する」を参照してください。

シェイプの優先順位と方向を変更する

各マテリアルには、[プロセス マテリアル ライブラリ]ダイアログ ボックスで定義された既定の方向設定があります。ネストされる各形状について、[ソースのネスト プロパティ]ダイアログ ボックスで既定の方向からそらすことができます。ネストが計算される前に方向を変更することや、最適なマテリアルを使用するための計算中に使用できる許容オプションを設定することができます。

ネストが計算される前に形状の方向を変更するには:

  1. 形状のネストの優先度を変更するには、[優先度]列に値を入力します。

    これにより、ネストでパーツがシート上に配置される順序が指定されます。Inventor Nesting はまずこの値を使用し、次にパーツ サイズを使用します。効率にかかわらず、優先度の高いパーツは値が小さいパーツの前にネストされます。

  2. [ミラー]を選択または選択解除します。

    [ミラー]が有効になっている場合、形状はその Y 軸に沿って反転します。

  3. [方向]に値を入力します。

    これは、[プロセス マテリアル ライブラリ]の[マテリアルの木目]設定と同じです。マテリアルの自然なレイアウト角度から形状をオフセットすることにより、パーツの角度付きの木目を生成します。

ネストを最適化するために使用できる許容方向オプションを計算中に変更するには:

  1. 適切な行の[バインド]を選択解除します。
    注: 通常、[バインド]は選択したままにしますが、それを選択解除するとプロセス マテリアル ライブラリで定義されたときに、これらのパラメータを上書きすることができます。プロセス マテリアル ライブラリのこれらの設定を修正する間で、[バインド]を再度選択するまでここで変更内容は反映されません。「バインドについて」を参照してください。
  2. [事前キット]を選択または選択解除します。

    一緒に「キット」にして、ネストで 1 つのパーツとしてカウントする複数のパーツを指定します。

    事前キットは Inventor Nesting Update 2019.3 以降で利用可能です。
  3. 方向の値を調整します。
    • [(90、180、270)度回転]: 選択した 90 度のプリセットで形状を回転させます。
    • [許容差]: 許容されるプリセットからの偏差。たとえば、10 と入力すると、90 度の方向では、80 ~ 100 の間の偏差が許容されます。
    • [増分]: 許容される偏差増分。たとえば、2 と入力すると、10 度の偏差は増分 2 で発生します(つまり、2、4、6、8、10)。

ブラウザから形状のプロパティを編集する

  1. Inventor Nesting ブラウザで、[ジオメトリ ソース]を展開してプロパティを編集する形状を見つけます。
  2. ブラウザで形状を右クリックし、プロパティを選択します。

形状の[プロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスには、[ソースのネスト プロパティ]ダイアログ ボックスで使用できるプロパティと同じプロパティが含まれています。マテリアルの既定と異なる編集した値は、オレンジ色でハイライト表示されます。

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