Inventor Nesting の多くのダイアログ ボックス(たとえば、[ソース]ダイアログ ボックスなど)は、情報を 1 箇所で管理および編集するために使用できるテーブルで構成されます。
![](https://help.autodesk.com/cloudhelp/JPN/NestingUtility-AddOnHelp/images/GUID-ABB3792E-F59D-48AE-B3B4-943AD48923CF.png)
このテーブルでは、データの編集、並べ替え、インポート、エクスポート、コピーおよび貼り付けと、さまざまなビューの作成と適用ができます。
列の表示と非表示を切り替える、情報を編集する
- リストに列を追加するには、列ヘッダを右クリックして[列を表示]を選択し、表示する列を選択します。
- プロパティごとに並べ替えるには、該当する列ヘッダをクリックします。
- 列を左右に移動するには、クリックして新しい場所にドラッグします。
- リストにフィルタを適用するには、列ヘッダを右クリックし、必要なフィルタ値を設定します。
たとえば、[ソース]ダイアログ ボックスで特定のソース ファイルに関連する形状のみを表示するには、[ソース]ヘッダを右クリックし、[ソースでフィルタ]を選択して、必要なソース ファイルを選択します。列にフィルタが適用されると、フィルタ アイコンが赤色
に変わります。
フィルタ前 フィルタ後 - テーブル内の個々の値を編集するには、リスト内で直接変更します。(灰色のセルは編集できません。)
- 項目の複製または削除や、項目の表示設定の変更を行うには、テーブルの行を右クリックして、[複製]、[削除]、または[表示設定]をクリックします。
すべてのこれらのオプションが Inventor Nesting のすべてのテーブルで使用できるわけではありません。項目を複製すると、テーブルにコピーが作成され、名前に「(コピー)」と追加されます。
ビューを作成して適用する
ビューは、必要な列とフィルタを表示する、テーブルのカスタム レイアウトです。各テーブルには既定のビューがあり、独自のビューを作成することもできます。
ビューを適用するには:
- テーブルを右クリックし、[ビューを適用]を選択します。
- 目的のビューを選択します。
ビューを保存するには:
- ビューを変更した後に、テーブル内を右クリックして[ビューを保存]を選択します。
- ビューの名前を入力します。
作成したすべてのビューはワークステーションに保存されるため、使用しているすべてのモデルで使用できます。ネスト スタディには保存されないため、別のワークステーションで Inventor Nesting ファイルを開くと、カスタム ビューにアクセスできません。
一度に複数のセルを編集する(マルチ編集)
- 列内で、[Shift]キーまたは[Ctrl]キーを押しながらクリックして、変更するセルを選択します。
- 選択したシートを右クリックします。
- コンテキスト メニューから、[マルチ編集]を選択します。
- 開いたダイアログ ボックスで、セルの新しい値を入力します。
テーブル内でコピーおよび貼り付けする
- 右クリックして[コピー]または[貼り付け]を選択
- [Ctrl]+[C]または[Ctrl]+[V]を押す
通常どおりに 1 つのセルを別のセルにコピーして貼り付けることや、複数のセルに値を貼り付けることができます。
- セルをコピーします([パッケージ化]ダイアログ ボックスの[幅]値など)。
- 複数のターゲット セルを選択します([Shift]または[Ctrl]を押しながらクリック)。
- コピーした値を選択したセルに貼り付けます。
行をコピーしてテーブル全体に貼り付けるには:
- 行の左側のスペースをクリックして行を選択します。
- 行をコピーします。
- テーブルの左上隅をクリックして、テーブル全体を貼り付け先として選択します。
- 行を貼り付けます。
コピーした行が、テーブルのすべての行に貼り付けられます。
データの読み込みと書き出し
テーブルの全体または一部を、カンマ区切り値(CSV)ファイルまたは eXtensible Markup Language (XML)ファイルにインポートおよびエクスポートできます。これは、次の場合に役立ちます。
- スプレッドシートを使用してデータを計算する場合。たとえば、密度が同じで厚さが 0.5 mm ずつ増える一連のマテリアルのスプレッドシートを作成し、このスプレッドシートを Inventor Nesting にインポートすることができます。
- 他のエンジニアと共有できるプロセス レポートを作成する場合。
テーブルからエクスポートするには:
- テーブルで、エクスポートするセルを選択します。
- 選択項目を右クリックし、[エクスポート]を選択します。
- エクスポート用のファイル名とパスを入力し、[OK]をクリックします。
列ヘッダを含む該当データが、ファイルにエクスポートされます。
テーブルにデータをインポートするには:
- インポートする CSV ファイルまたは XML ファイルを準備します。
たとえば、以前にテーブルからエクスポートしたファイルを変更することや、作業環境のデータを使用して作成したスプレッドシートを使用することができます。Inventor Nesting がデータを正しく配置できるように、列ヘッダをテーブルのヘッダと一致させます。ヘッダ名が一致する限り、列の順序は問題になりません。
- テーブル内で行の任意の場所をクリックし、その行をデータ インポートの開始点として指定します。
インポートしたセルは、この行から適切な列ヘッダに挿入されます。
- テーブル内を右クリックし、[インポート]を選択します。
- インポートするファイルまでナビゲートし、[OK]をクリックします。
ファイルがインポートされ、選択した行から該当するセルが置換されます。インポートされたファイルに現在のテーブル ビューに存在しない列がある場合、その列はインポートされません。