このレッスンでは、Revit を使用して、1 台ではなく 2 台の自動車を収容できるようにカーポートを変更します。ファイル リンク マネージャのダイナミックな機能を使用してみましょう。
Revit を使用してカーポートを編集する:
この手順を行うには、お使いのワークステーションに Revit がインストールされている必要があります。Revit がインストールされていない場合は、次の手順(FBX ファイルの再ロード)に進んでください。
- Revit ウィンドウをもう一度開きます。
- 左側のプロジェクト ブラウザ パネルで、[平面図](Floor Plans)
[Carport]をダブルクリックします。
カーポートの見取り図が表示されます。
-
カーポートの領域がよく見えるようにズーム拡大します。
- カーポートの左側にある軸 1 をクリックして選択します。
- 軸 1 を、軸 A および B のマーカーの付近まで、左にドラッグします。
カーポートのサイズが大きくなります。
注: 縦の柱はカーポートの屋根に拘束されているので、屋根のサイズを大きくすると、柱もそれに合わせて移動します。
- プロジェクト ブラウザ パネルで、[3D Views]
[Exterior] をダブルクリックします。
- 3D ビューを調整すると、カーポートが 2 台の自動車を収容できる大きさになっていることが分かります。
アプリケーション メニューを開き、[書き出し](Export)
[FBX]を選択します。 注: このとき、プロジェクトの保存を求めるメッセージが表示されます。このチュートリアルを進めるにあたっては、プロジェクトを保存する必要はありません。
ファイル ダイアログ ボックスが開きます。
- ファイル ダイアログ ボックスで、先ほど作成した beachhouse.fbx を選択して[保存](Save)をクリックします。
beachhouse.fbx が上書きされることを警告するメッセージが表示されます。
- [はい](Yes)をクリックします。
- Revit を終了します。
このチュートリアルでは、もう Revit は使用しません。
注: beachhouse.rvt の変更内容を保存する必要はありません。
3ds Max で、FBX ファイルを再ロードします。
- 3ds Max ウィンドウを再び開きます。
- Revit の手順を省略した場合は、以下の手順を実行します。
- Windows エクスプローラを使用して、beachhouse.fbx ファイルを \import\revit_files\updated_fbx サブフォルダからメインの \import\Revit_files フォルダにコピーします。このファイルは既にセットアップが完了しています。前のバージョンの beachhouse.fbx を上書きします。
アプリケーション メニューから[参照](References)
[リンクを管理](Manage Links)を選択します。 3ds Max によって[ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックスが開きます。
- [ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックスで、[ファイル](File)パネルに切り替えます。
beachhouse.fbx のエントリに赤い旗のアイコンが表示されています。これは、FBX ファイルが変更されていることを表します。
- [再ロード](Reload)をクリックします。
3ds Max によって[ファイル リンク設定: Revit ファイル](File Link Settings: Revit Files)ダイアログ ボックスが開きます。
- FBX ファイルの再ロードに関する既定値のオプションを受け入れて、[OK]をクリックします。
3ds Max によって、FBX ファイルの再ロード中に進行状況バーが表示されます。[ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックスは開いたままにしておきます。
- SunAndSky-002 デイライト オブジェクトを
選択し、
[モーション](Motion)パネルに切り替えます。
- [モーション](Motion)パネルでデイライトの設定が以前と同じように[時間](Hours) = 15、[分](Minutes) = 17、[月](Month) = 5、[日](Day) = 10、[位置](Location) = Boston, MAになっていることを確認します。必要に応じてこれらの値を修正し、[位置](Location)領域で[北方向](North Direction)の値を 300.0 に変更します。
デイライトの値は FBX ファイルに保存されていたので、[北方向](North Direction)を再設定する必要があります。
- 3D View: Exterior ビューポートをアクティブにして、
シーンをレンダリングします。
3ds Max でも、Revit と同様にビーチ ハウスのカーポートが 2 倍の大きさになりました。
FBX ジオメトリを 3ds Max にバインドする:
ビーチ ハウスのモデルをこれ以上 Revit で修正する予定はないので、この時点でモデルを 3ds Max にバインドします。これには、ビーチ ハウスのジオメトリが、3ds Max のツールで編集可能な本格的なメッシュ オブジェクトになるという利点があります。
- [ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックス
[ファイル](File)パネルで、[バインド](Bind)をクリックします。
3ds Max によって、ライブ リンクを破棄しようとしていることを警告するメッセージが表示されます。
- [バインドを続行](Proceed With Bind)をクリックします。
3ds Max によってジオメトリがバインドされ、メッシュ オブジェクトに変換されます。
- [ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックスを
閉じます。 このチュートリアルでは、ここからは 3ds Max ジオメトリおよび照明だけを使用していきます。
次のレッスンでは、「mr Sky ポータル」オブジェクトを使用してデイライトをビーチ ハウスの室内へ取り込み、室内の周囲光を強くしてみましょう。