ジャンプ先: 概要. 戻り値. 関連. フラグ. Python 例.

概要

getAttr( attribute , [asString=boolean], [caching=boolean], [channelBox=boolean], [expandEnvironmentVariables=boolean], [keyable=boolean], [lock=boolean], [multiIndices=boolean], [noEvaluation=boolean], [settable=boolean], [silent=boolean], [size=boolean], [time=time], [type=boolean])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

getAttr は、取り消し可能、照会不可能、および編集不可能です。

このコマンドは指定したオブジェクトのアトリビュート値を返します。該当する場合には UI ユニットが使用されます。現在、表示できるアトリビュートのタイプは次のとおりです。

その他のデータ タイプのアトリビュートは読み出しできません。アトリビュートにデータが含まれない場合、結果は返されません。

戻り値

Anyアトリビュートの値、または状態です。返される値の数とタイプは、アトリビュート タイプによって異なります。

関連

addAttr, attributeQuery, connectAttr, disconnectAttr, listAttr, setAttr

フラグ

asString, caching, channelBox, expandEnvironmentVariables, keyable, lock, multiIndices, noEvaluation, settable, silent, size, time, type
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
asString(asString) boolean create
このフラグは列挙型のアトリビュートの場合にだけ有効です。このフラグを使えば、アトリビュート値を整数ではなく文字列として取得することができます。返される文字列の値は、Maya が実行している UI 言語(-uiLanguage)に依存することに注意してください。
caching(ca) boolean create
アトリビュートが内部的にキャッシュされるように設定されているかどうかを返します。
channelBox(cb) boolean create
アトリビュートがチャネル ボックスで表示されるように設定されているかどうかを返します。チャネル ボックスにはキー設定可能なアトリビュートも表示されます。
expandEnvironmentVariables(x) boolean create
返される文字列アトリビュート内の環境変数とチルダ文字(UNIX の場合)を展開します。
keyable(k) boolean create
アトリビュートのキー設定可能な状態を返します。
lock(l) boolean create
アトリビュートのロックされた状態を返します。
multiIndices(mi) boolean create
アトリビュートがマルチであれば、そのアトリビュートに有効なすべてのインデックスを含むリストを返します。
noEvaluation(ne) boolean create
ダーティな値は再評価しないで、ノードで現在使用可能な値のみを返します(値が存在する場合)
settable(se) boolean create
このアトリビュートが現在 setAttr で設定できる場合は 1 を、そうでない場合は 0 を返します。アトリビュートが、ロックされていない、接続されていない、またはキーフレームされたアニメーションがないといった場合は、設定できます。
silent(sl) boolean create
数値や文字列の値でないアトリビュートの評価時に、データを表示できないというエラー メッセージを表示しないようにします。データは表示されませんが、アトリビュートは評価されます。このフラグはすべてのエラー メッセージではなく、問題のないエラーのメッセージのみを対象とします。
size(s) boolean create
マルチアトリビュート配列のサイズを返します。マルチでない場合は、1 を返します。
time(t) time create
現在のタイムでなく指定した時間にアトリビュートを評価します。
type(typ) boolean create
アトリビュートの現在のデータ型を返します。

文字列や数値などの単純な型のアトリビュートには常にデータが含まれていますが、配列やメッシュなどの複雑な型のアトリビュートには、それまでに何も割り当てられていない場合、データが含まれないことがあります。これが発生すると、コマンドで結果が返されません。空の文字列が返されるのではなく、結果がまったく返されません。この存在しない結果を別の値と直接比較しようとしたり、エクスプレッションで使用しようとしてもエラーが発生しますが、これを変数に割り当て、型の既定値に変数を設定することができます(たとえば、文字列変数には空の文字列、整数変数には 0、配列変数には空の配列)。このフラグを使用したときに安全にするため、結果は常に文字列変数に割り当てるようにし、直接使用しようとはしないでください。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

cmds.createNode( 'revolve', n='gravityWell' )
cmds.sphere( n='loxTank' )
cmds.cone( n='noseCone' )
cmds.cone( n='fin' )
cmds.pointConstraint( 'fin', 'noseCone', n='weld' )

angle = cmds.getAttr('gravityWell.esw')
# Result: 360 #
type = cmds.getAttr('loxTank.translate',type=True)
# Result: double3 #
lock = cmds.getAttr('noseCone.translateX',lock=True)
# Result: 0 #
finZ = cmds.getAttr('fin.translateZ',time=12)
# Result: 0.0 #
size = cmds.getAttr('weld.target',size=True)
# Result: 1 #
size = cmds.getAttr('weld.target',settable=True)
# Result: 0 #
matrix = cmds.getAttr('loxTank.matrix')
# Result: 1.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.0 #
cmds.createNode('file',n='file1')
cmds.setAttr( 'file1.ftn', '$TMPDIR/smile.gif',type='string' )
s = cmds.getAttr('file1.ftn')
# Result: $TMPDIR/smile.gif #
s = cmds.getAttr('file1.ftn',x=True)
# Result: /var/tmp/smile.gif #

# Get the list of all used indices on a multi attribute
cmds.getAttr('initialShadingGroup.dagSetMembers', multiIndices=True)
# Result: [0, 1, 2] #